百五十話 ページ12
.
その日からは毎日ずっと情報を集める日々だった。
毎日門限ギリギリまで情報を集めて、寮に戻ってからも睡眠時間を削って情報を集めていた。
でも、別にそれを苦と思ったことはなかった。
エリちゃんを助けるためだとずっと思っているからだろうか？
だが、とうとうその成果が発揮できる時がきた。
どうやら今日、様々なヒーローを集めた会議をするらしい。
そこで私が集めた情報などを公開しエリちゃんの保護を申し出るみたいだ。
そして、会議があと少しで始まろうとしていた。
事務所には大勢のプロヒーロー達が集まっており、緑谷達もようやく集まった。
「グラントリノ！？それに...相澤先生！？こんなに大勢...すごいぞ...！一体何を...」
「リューキュウ！ねえねえこれ何、何するの！？会議って言ってたけどー知ってるけど！何の！？」
「すぐわかるよ。ナイトアイさん、そろそろ始めましょう」
「あなた方に提供して頂いた情報のおかげで、調査が大幅に進みました。
死穢八斎會という小さな組織が何を企んでいるのか、知り得た情報の共有と共に協議を行わせて頂きます」
ようやくだ。ここがスタート地点。これからはよりいっそう頑張っていかないといけないな。
「えーそれでは初めてまいります。我々ナイトアイ事務所は約２週間ほど前から、死穢八斎會という指定敵団体について…独自調査を進めて...います！！
きっかけはレザボアドッグスと名乗る強盗団の事故からです。警察は事故として片付けてしましましたが、腑に落ちない点が多く追跡を始めました」
私はサーの隣に座っている。何やら私もかなりの功績者だからと言われたらしいが...それが何のことなのかを言っているのか私にはよく分からなかった。
「私、サイドキックのセンチピーダーがナイトアイの指示の下追跡調査を進めておりました。
調べたところ、ここ１年以内の間に全国の組外の人間や同じく裏稼業団体との接触が急増しており、組織の拡大・金集めを目的に動いているものと見ています。
そして調査開始からすぐに...敵連合の一人、分倍河原仁、敵名、トゥワイスとの接触。
尾行を警戒され追跡は叶いませんでしたが、警察に調査を協力していただき、組織間で何らかの争いがあったことを確認」
敵連合...やっぱりここにも関わってくるのか。面倒だな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 48人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜 - りーたん☆さん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえてめっちゃ嬉しいです！！体調の心配もしてくれててとても励みになります！頑張りますね！ (2020年8月20日 20時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - 続編おめでとう！！！とても面白いです^_^体調に気をつけて、頑張ってください (2020年8月20日 16時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» コメントありがとうございます！！シバさんが安眠を確保できているならよかったです！！←←←更新頑張りますね！！ (2020年8月15日 17時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
シバ - 続編おめでとうございます！楽しみすぎて夜しか眠れません！←←更新頑張ってください！ (2020年8月14日 20時) (レス) id: 344258cf85 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜 | 作成日時：2020年8月13日 18時
