百七十七話 ページ42
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「見て見てー！見ててー！」
サーのお見舞いから数日。三奈ちゃんはそう言って教室でブレイクダンスをし始めた。
「彼女、ダンスが趣味なんだよね☆」
「下穿くならスカート脱げよなァ...！」
そう言う峰田は透ちゃんに殴られていた。
「芦戸さんは身体の使い方がダンス由来なんだよね。なんというか...全ての挙動に全身を使う感じだ」
「ま、こういう体動かす系は結構役に立つからね〜」
「初めての戦闘訓練でマント焼かれた事忘れない☆」
「緑谷もやってみたら？」
「え、僕も！？」
「体の動かし方とか分かるかもよ？」
「そうだね...」
「三奈ちゃん、緑谷にダンス教えてあげてくれない？」
「オーケーボォオイ！レッツダンスィ！！」
「あっええとお願いします！」
緑谷は三奈ちゃんにダンスを教えてもらっているが、元々ダンスは苦手なのか動きがぎこちなくロボットのような動きになっていた。
「砂籐のスイーツとかもそうだけどさ、ヒーロー活動にそのまま活きる趣味は良いよな！強い！趣味といえば耳郎のも凄えよな」
「ちょっやめてよ」
「あの部屋楽器屋みてーだったもんなア。ありゃ趣味の域超えてる」
「もぉやめてってば、部屋王忘れてくんない！？」
「いや、ありゃプロの部屋だね！！何つーか正直かっ...！？」
上鳴が最後まで言う前に耳郎ちゃんが上鳴を黙らせた。
「マジで！」
耳郎ちゃんは恥ずかしそうにそう言うと自分の席に戻っていく。
それからＨＲの時間になった。
「文化祭があります」
「「ガッポォオォイ！！」」
皆はドッと盛り上がっている。
「いいんですか！？この時世にお気楽じゃ！？」
「切島...変わっちまったな」
「でもそーだろ！敵隆盛のこの時期に！」
「もっともな意見だ。しかし雄英もヒーロー科だけで回ってるワケじゃない。
体育祭がヒーロー科の晴れ舞台だとしたら、文化祭は他科が主役。
注目度は比にならんが、彼らにとって楽しみな催しなんだ。
そして現状、寮制をはじめとしたヒーロー科主体の動きにストレスを感じてる者も少なからずいる」
「そう考えると...申し訳たたねェな...」
「ああ、だからそう簡単に自粛とするワケにもいかないんだ。
今年は例年と異なり、ごく一部の関係者を除き、学内だけでの文化祭になる。
主役じゃ無いとは言ったが、決まりとして一クラス一つ出し物をせにゃならん。今日はそれを決めてもらう」
相澤先生はそう言うと寝袋に入って眠ってしまった。
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桜 - りーたん☆さん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえてめっちゃ嬉しいです！！体調の心配もしてくれててとても励みになります！頑張りますね！ (2020年8月20日 20時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - 続編おめでとう！！！とても面白いです^_^体調に気をつけて、頑張ってください (2020年8月20日 16時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» コメントありがとうございます！！シバさんが安眠を確保できているならよかったです！！←←←更新頑張りますね！！ (2020年8月15日 17時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
シバ - 続編おめでとうございます！楽しみすぎて夜しか眠れません！←←更新頑張ってください！ (2020年8月14日 20時) (レス) id: 344258cf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年8月13日 18時
