【twst】狭く広い悪役図書館【完全リクエスト型短編】

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Aside



＿闇オークション会場＿



？「百億マドル。」



私の耳が、聞きなれた声を拾った。



バッと顔を上げると、いつも通りの笑い方で
此方を見下したように笑っているレオナ寮長の姿が。




『レ、オナ寮長...？』




司会「ひゃ、百億マドル！百億マドルが出ました！
他に出せる方は居ませんか！？！？」



そう言って司会が嬉々として叫ぶ。


が、百億マドルをも超える大金を持っている貴族など、この場に存在しなかったのだ。




司会「...獣人の少女は、百億マドルで売却です！！！
さぁ、買い取ったそこのお方、前へ！！！」


そう言って司会がレオナ寮長の近くへ近づく。



レオナ寮長の笑みが、より一層深くなった。




レオナ「キングスカラー家が治めるこの国で、よくこんな闇商売が出来るなァ？」


司会「！？！？」



そう言って立ち上がり、被っていたフードをパサリと取るレオナ寮長。


驚き、慌てふためく貴族達。



そんな混沌と化した会場の隅から、ピョコピョコと動く耳を持った
小柄な青年が、独特な笑みを浮かべながら少女の元へと近づいて行った






△＿

なんか短編って言ってたのに結構長くなっちゃってごめんなさい

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