《理想郷project始動》THE 10th project【作者たちの好きなものまとめ】 (ページ7)

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その421by歌詞無ページ7

霞は光が連れて帰って来て、眠ったままらしい。

琉華ちゃんとお絵描きしたり本読んだりして過ごしていた時の事。

ドタバタと騒がしい足音が聞こえ、歌詞無が部屋のドアを勢いよく開けて叫んだ。

歌詞無｢大変だぜ！！主様がいないぜ！！｣

バサッと音を立て、私は分厚い本を床に落とした。

琉華ちゃんも絵を描く手を止めた。

慌てて玄関へ向かうと光のお兄さん、真桜ちゃん、尚さんがいた。

最後に光がきて全員集合。

光｢どうしよう……！！｣

琉那｢落ち着いて。まずは手分けして探そう。｣

外へ飛び出し、探し回ること1時間半。

琉那｢どこにもいない……何かあってからじゃ……！！｣

拳を握り締め、歯を食いしばった。

そんな時、L〇NEの通知が鳴る。

慌ててスマホのロックを解除し、L〇NEを開く。

光霞見つかったって!!
昴らしいな。今チーノとシャオロンから連絡きた。
真桜うちも今ロボロから来た!
今晩は預るんだってね。
尚無事みたいで良かったな。
琉華ルアのとこにオスマンさんから連絡来たらしいお
ちょっといつもと様子が違うけど無事だって

霞が無事

それが私の中で凄く大きかった。

ホッと胸を撫で下ろし、返信を打つ。

琉那色んなとこに連絡来てるんだね
とりあえず明日みんなで迎えに行こうか

とりあえずその日は家に戻って晩ご飯を食べて、そのまま自室へ戻って寝ることに。

琉那｢どうか無事でいますように……｣

満月に祈り、ベッドに潜る。

心配になりながらも瞼を閉じた。

ゆっくりと眠りに落ちていくのだった。