その417by歌詞無 ページ3
霞を寝間着に着替えさせ、ベッドに寝かせて部屋を出た。
光｢晩ご飯の支度でもするか。｣
自室からエプロンをとり、厨房へ向かう。
厨房にはメイドの3人がいた。
咲夜｢光様。今晩は何になさいましょう？｣
咲楽｢唐揚げ食べたいな〜｣
色華｢あ〜いいねそれ｣
光｢よし、じゃあ今日は唐揚げだ！｣
咲楽＆色華｢やった〜！！｣
咲夜｢では、早速始めましょう。｣
冷蔵庫から鶏肉を取り出し、一口サイズにカットする。
唐揚げ粉を水で溶き、肉と混ぜる。
油を火にかけ、揚げる。
さらに盛り付け終わった頃の事。
ドタバタと騒がしい足音が聞こえ、歌詞無が厨房のドアを勢いよく開けて叫んだ。
歌詞無｢大変だぜ！！主様がいないぜ！！｣
私はカラン…と音を立てて箸を床に落とした。
エプロンを脱ぎ捨て、玄関へ向かうと兄ちゃん、真桜ちゃん、尚さん、琉華、琉那が集まっていた。
光｢どうしよう……！！｣
琉那｢落ち着いて。まずは手分けして探そう。｣
外へ飛び出し、探し回ること1時間半。
光｢どこにもいない……どうして……！？｣
そんな時、L〇NEの通知が鳴る。
光｢今それどころじゃ……ってグルさん？｣
スマホのロックを解除し、L〇NEを開く。
グルッペン今こちらに霞が来ている
今晩は預る事になった
見つかったんだ……
ホッと胸を撫で下ろした。
光見つかった?良かったぁ…
返信を送ってすぐに兄ちゃん達と作ったグループにL〇NEを打つ。
光霞見つかったって!!
昴らしいな。今チーノとシャオロンから連絡きた。
真桜うちも今ロボロから来た!
今晩は預るんだってね。
尚無事みたいで良かったな。
琉華ルアのとこにオスマンさんから連絡来たらしいお
ちょっといつもと様子が違うけど無事だって
琉那色んなとこに連絡来てるんだね
とりあえず明日みんなで迎えに行こうか
＿＿いつもと様子が違う……？
それだけがどうも引っかかる。
とりあえずその日は家に戻って晩ご飯を食べて、そのまま自室へ戻って寝ることになった。
＿＿霞……どうか無事で……
そう祈り、瞼を閉じた。
ゆっくりと眠りに落ちていくのだった。
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作者名：理想郷project製作委員会 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2019年12月27日 19時
