その431by歌詞無 ページ17
霞「二秒 先回り時計を合わせて
落ち着いて振り返ることにしよう」
背後から迫る【アルカノイズ】を斬る。
霞「二秒 十分すぎる時間だからしくじることは無いように
以上 最低限の伝達だけ 少しの知識は大番狂わせ
過剰な糖分で肥えてしまって 忘れ去られてしまった」
かなりの数斬り刻んだ。
霞「歌声なんて聴こえない」
アヌビス神で右側の【アルカノイズ】を一掃
霞「まるで世界が終わるみたい」
テオで左側の【アルカノイズ】を一掃
霞「雑木林を抜けきったら 反対車線の人生を
迷わないための目印は 次から次へと斬り倒されて
最後に残った一本なんてさ」
ニヤリと笑い、走り出す。
霞「折れない折れない折らせはしない
後悔まで引っ張って
感性最大 大体報われはしない それでも生きてんだろ?」
〖決別・シンビジウム〗
義足がガトリングになり、全弾放出、命中しては爆発する。
霞「もう実態 失態 それすら見えない
成功者の妄言 勘定 もう一杯
泣きたい 消えたい 数えられる分だけ抱えて
人間らしくさ」
さらに奥へ。
霞「二秒 価値観は必ずあるもの
二秒 考えはまとめるようにッ!!」
アヌビス神を投げ、【アルカノイズ】に命中。
霞「二秒 明日のことをふと見つめて
二秒 恐れるがすぐ切り返す」
アヌビス神を引き抜き、走る。
霞「二秒 理解した言葉の続きと
二秒 弱いから食べられてそれで
二秒 涙とか流す暇はなく
二秒、二秒、二秒、二秒で」
高く跳び、【アルカノイズ】を真っ二つにする。
霞「ッ!! グルさんそこ!!」
グルッペン「何ッ…!?」
グルさんは攻撃が当たり、血塗れに。
よく見ると我々だメンバーはみんなボロボロだ。
私はグルさんと背中を合わせて立っている。
正直歌唱力も使い果たしかけていて、フォニックゲインも底をつきそう。
立っているのがやっとってところか。
だけどここで諦めるともう戻れない。
私は深呼吸してから歌い出した。
霞「無い 無い どこにもない
頑張って作ったのに」
ゆっくり体制を戻す。
グルさんの呼吸も整ってきている。
霞「どうすんだい?
またすぐそこでさ
諦めんのかい?」
カスタマーサービスが映るモニターに向けてアヌビス神を向ける。
グルッペン「さぁ、立ち上がれ!!」
前に手を突き出して叫ぶグルさん。
トントンの口角がにっと上がった。
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作者名:理想郷project製作委員会 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2019年12月27日 19時