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「…こんにちは？」
夜の街。
彼は路地裏に足を踏み入れた。
そこにいた銀髪の男に声をかける。
「…何の用だよ。」
警戒しているのか、男は後ろに隠している武器をギュッと握る。戦闘の準備はもう出来ているようだ。
そんな男に近づき、笑いかける。
「そんな怪しまないでよ、
ちょーっと話したいだけだって。
獄寺さん？」
彼も後ろに隠したナイフを器用にくるくる回す。
男…Aは深夜2時、イタリアの街のとある裏路地に彼は…獄寺隼人を呼び出した。
「話？
すぐ終わるんだろうなぁ。」
「終わるさ。
君が死んでくれたらね。」
ナイフ片手に走り出す。
彼が何故このような行動を取ったのかは分かりしれない。何故呼び出されたのかも…
目の前で飛び交うボムを避ける。
彼の武器なんて調査済み。だから2倍ボムとか俺には効かない。
自分がやってることは馬鹿馬鹿しいことかもしれない。でも思うんだ。ベル様と戦った相手と俺も戦えば、ベル様の世界をまた見れるかもしれない。
ベル様の思いが分かるかもしれない。
18年前の出来事のように、
またベル様が悲しい目をした理由が分かるかもしれない。ベル様にとっての私の存在が分かるかもしれない。
だから、殺してあげる。
「狂ってやがるな。
それが忠誠ってか？
舐めんじゃねぇ！！」
狂気に満ちた笑みでナイフを器用に投げてくるAは、"ベル様のために"そう言った。
ベルフェゴールとの間で何が起きたかは知らないが、それで巻き込まれても…って感じだ。
元執事をしていた事は聞いていたが、
それがもし忠誠と言うのなら"違う"
とそう言ってやりたい。
本当にベルフェゴールが好きなのなら、
まず初歩的なところから違う。
「…俺が触れていい問題かは分からねぇが。
それで10代目を巻き込んだらただじゃ置かねぇからな！」
ボムを次々と投げてくる獄寺さんは、
"それは忠誠とは言わない"と"間違っている"と言っている。何が違うんだろう。
尊敬してる人の世界を見たいと思って何が悪い。
ベル様と同じ気持ちに合えば分かるかもしれない。
…そうでしょう？
決着がつくことはなかった。
何故なら、思ったよりも情報が回るのが早かったからだ。騒ぎを嗅ぎつけたスクアーロが止めにかかった。
スクアーロが見た後継は、
血にまみれ、乾いた声で笑うAの姿だった。
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しるふ(プロフ) - 梨緒さん» ありがとうございます！短編集は時間がありましたら書かせて頂きますね！梨緒さんのコメントで凄く元気を貰いました！ありがとうございました！ (2016年1月17日 8時) (
レス) id: bc7191ec90 (このIDを非表示/違反報告)
梨緒 - 完結おめでとうございます すごく感動しました 短編集作って欲しいです (2016年1月17日 8時) (レス) id: c8e96e2c55 (このIDを非表示/違反報告)
しるふ(プロフ) - 月夜雪さん» 病みまくりですよね笑 じゃないと終わらないので病んで頂きました笑ありがとうございます！ (2016年1月15日 19時) (レス) id: bc7191ec90 (このIDを非表示/違反報告)
月夜雪 - ヤンデレぽいwwwヤバww夢主ヤバイぐらいベルloveやwww、更新頑張ってください！！（≧∇≦）これからも楽しみにしてます！！(￣^￣)ゞ (2016年1月15日 18時) (レス) id: bdd6d1444b (このIDを非表示/違反報告)
しるふ(プロフ) - 月夜雪さん» 私も混乱中です。なんかごちゃごちゃしててごめんなさい！今日か明日までには公開したいと思います！もうしばらくお待ちくださいませ！！ (2016年1月11日 21時) (レス) id: bc7191ec90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しるふ | 作成日時：2015年12月24日 22時
