episode-24-3 ページ24
「・・・・ほんといい迷惑ですー。」
「えー。
いい迷惑なのはこっちのセリフなんですけどー。」
辺りは闇に飲まれ、灯りがひとつもないこの森に、
影に飲まれながらも互いを見つめる二つの影があった。
その二人をよく見てみると、容姿も話し方も似ている二人。
ただ違うものといえば、ポーカーフェイスかそうでないか、その違いだけだ。
そう、この世界のフランと、偽物と言われているフラン。
「やっと見つけたかと思えば、幻術で容姿を変えているとも思えませんし、
やっぱりパラレルワールドのミーなんですかー？」
「ははっ、正解ですー。大正解ですよー。
ちなみに、ミーの世界では両親がついこの前死んだとこですけどねー。
仲良く二人で逝きましたよー。
それはもう幸せそうに。」
偽物のフラン、ここではフラン(仮)と呼んでおく。
フラン(仮)はずっと笑顔を崩さず、手に持っている三叉槍を器用にくるくると回していた。
その行動に対して不審に思ったフランはフラン(仮)をじっと見据える。
その視線に気付いたのか、フラン(仮)はﾆﾔﾘと口角を上げた。
「あぁ、これですかー？
もちろん見覚えありますよねー？」
「あたりまえじゃないですかー。
あの変態ぱいなｐ・・・師匠の武器でしょー？
なぜ偽物が持っているんですかー？」
面白げに、フラン(仮)は三叉槍を宙に投げた。
投げられた三叉槍は虚しくも地面に突き刺さる。
その突き刺さった三叉槍を冷めた目で見つめながら小さく笑う。
「なんでって・・・・
師匠はミーが殺しましたからー。
それはもう、原型が留まらないぐらいのぐっちゃぐちゃのドロドロにしましたよー。」
嘲笑うかのように笑ったその顔は、影から眺めている死神をも震わせた＿＿＿＿＿＿＿
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しるふ(プロフ) - フランLOVEさん» コメントありがとうございます！良かったですか？それは良かったです！感動していただけたのなら何よりです！はい！今書いてる新作が終わり次第、またヴァリアーの中で書きたいと思います！ありがとうございます！ (2015年10月5日 21時) (
レス) id: bc7191ec90 (このIDを非表示/違反報告)
フランLOVE - 完結おめでとうございます!すごくよかったです。最後はもう半泣きで読んでました。次の新作のときはぜひまたフランの小説かいてください!!! (2015年10月5日 19時) (レス) id: 1ca72d5d1b (このIDを非表示/違反報告)
しるふ(プロフ) - 毒舌ガエルさん» コメントありがとうございます！ってそんなにですか！？笑感動していただけたのなら何よりです！最後まで本当にありがとうございました！ (2015年10月4日 22時) (レス) id: bc7191ec90 (このIDを非表示/違反報告)
毒舌ガエル - 完結おめでとうございます！泣きながら読みました(;ﾍ;)寝ながら読んだので枕が思いっきり濡れてますwwあー涙がーとまらなーい(大泣) (2015年10月4日 22時) (レス) id: fdd26aa57b (このIDを非表示/違反報告)
しるふ(プロフ) - トンぬらさん» いえいえ！喜んでくれて何よりです！本当にありがとうございます！！ (2015年10月4日 21時) (レス) id: bc7191ec90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しるふ | 作成日時：2015年6月6日 17時
