episode-20-3 ページ20
「・・・わかりました。」
か細く答える死神に対し、フランは見透かしたかのように目を細めた。
「・・・ミーはミーなんです。
両親に認めてもらうために術師になりましたしー。
仮面とかあってもなくても・・・ミーはミーなんです。
ちょっと台詞臭いかもしんないし、ミーらしくないかもですけどー
ミーは今のミーに感謝してますからー。」
「・・・・ほんと台詞臭いですね。」
「あー酷くないですかー？」
死神はｸｽｯと笑った。
そして目を閉じる。
するとｻｧｧと部屋全体に強い風が通る。
黒い霧のようなものが死神のまわりを渦巻く。
フランは腕で顔を覆いながら、死神を様子を見た。
するとみるみるうちに死神の姿が変わっていく。
「え・・・」
唖然とするフランに対し、死神はどこかのプリ○ュアのように姿を変えた。
「・・・改めて、死神のAだ。
死神は力を抑えるために人間を装う。
この姿が本来の姿だと思ってくれたらいい。」
瞳の色は黒から赤に代わり、
ボブだった髪は腰までのロング。
黒いフードに背にはよく見る大鎌。
「・・・・縮みましたー？」
「・・・うっさいな！
今そんな雰囲気じゃなかったでしょ！？・・じゃなくって、
ｺﾞﾎﾝｯ・・・行くんだろ？
もう一人の”君”のところに・・・」
少し頬を赤らめ、わざとらしく咳払いした死神はその強い瞳でフランを見つめる。
「・・・そうですねー。
残り３日しかありませんしー。
動くのなら今しかないでしょー？」
「・・・あぁ。
最後まで手伝うよ。
魂はちゃんともらってくけど。」
「どーぞご勝手にー」
二人は口角を上げ、その場から姿を消した。
幻覚で作ったもうひとりのフランを部屋に残して＿＿＿＿＿
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しるふ(プロフ) - フランLOVEさん» コメントありがとうございます！良かったですか？それは良かったです！感動していただけたのなら何よりです！はい！今書いてる新作が終わり次第、またヴァリアーの中で書きたいと思います！ありがとうございます！ (2015年10月5日 21時) (
レス) id: bc7191ec90 (このIDを非表示/違反報告)
フランLOVE - 完結おめでとうございます!すごくよかったです。最後はもう半泣きで読んでました。次の新作のときはぜひまたフランの小説かいてください!!! (2015年10月5日 19時) (レス) id: 1ca72d5d1b (このIDを非表示/違反報告)
しるふ(プロフ) - 毒舌ガエルさん» コメントありがとうございます！ってそんなにですか！？笑感動していただけたのなら何よりです！最後まで本当にありがとうございました！ (2015年10月4日 22時) (レス) id: bc7191ec90 (このIDを非表示/違反報告)
毒舌ガエル - 完結おめでとうございます！泣きながら読みました(;ﾍ;)寝ながら読んだので枕が思いっきり濡れてますwwあー涙がーとまらなーい(大泣) (2015年10月4日 22時) (レス) id: fdd26aa57b (このIDを非表示/違反報告)
しるふ(プロフ) - トンぬらさん» いえいえ！喜んでくれて何よりです！本当にありがとうございます！！ (2015年10月4日 21時) (レス) id: bc7191ec90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しるふ | 作成日時：2015年6月6日 17時
