２９話 ページ29
何発も響く銃声の音。
風を切るよな大鎌の音。
深夜２時、暗い森の中では夜空にふたりの影があった。
「Aｯ・・が・・・どんだけザンザスを思っていてもｯ・・っ・・
人を殺す？・・・間違ってるｯ！！！」
振りかざす大鎌
それを避けるツナ
状況から見てAが押していた。
「・・・・人を殺すのには理由があります・・ｯ・・・
私たちの・・・夢を潰さないでｯ大人しく殺されろｯ！！！」
大鎌から燃える炎はツナの腕、頬を掠める。
ジワリと流れる血。
A自身に怪我はない。
ツナは既に複数の傷を負っている。
「・・・なぜｯ私を攻撃しない・・・!!」
「Aは・・・家族だからｯ・・！！」
その純粋な瞳からは何が見えるのだろうか。
大切な人・・？
大切な妹・・？
「家族・・？
今更ですねｯ・・・現に私たちは敵同士ですｯ。
家族も双子も関係ないｯ
本気で戦えと・・私は言ったはずだｯ！！！」
「そんなの・・出来るわけないｯ。」
ﾄﾞｸﾄﾞｸと流れる真っ赤な血。
やけに心臓の音が大きく聞こえる。
左腕は既に使い物にならないかもしれない。
つまりXバーナーは撃てない。
出来るとしてもゼロ地点突破。
だが、ツナにそれをする覚悟はない。
「だったら・・・・大人しく殺されな。」
大鎌をひと振り。
ツナの首ギリギリを通る。
間一髪避けたツナは体制が崩れた。
Aはその一瞬を見逃さず、もう一度大鎌をひと振りしツナを地面に叩きつけた。
「ぐぁｯ・・・ﾊｧ・・ｯ・・・・A・・・まだ・・・」
倒れてもなお諦めることのないツナ。
そんなツナに対しAの心は揺れる。
このままでいいのか。
そんな感情がグルグルと回る。
全てはザンザスのために・・・・
そう言い聞かせ、立つことさえ不可能なツナの横に立つ。
大鎌をもう一度ｷﾞｭｯと握り締め、
「たとえ敵同士でも・・・貴方は家族だと言ってくれた。
私もまだ・・甘いのかもしれませんね。
でも・・・このままじゃいけない。
だから・・・さようなら＿＿＿＿」
握り締めた大鎌を最後に・・・振り落とした。＿＿＿＿＿＿＿＿
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しるふ(プロフ) - 雲雀さん» いや、神ではないです笑むしろ紙レベルです笑感動していただけたのなら何よりです。ありがとうございます！ (2015年6月22日 0時) (
レス) id: bc7191ec90 (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 - まじで、何なんですか？神なんですか？全ての作品で泣かせる気ですか？まじで感動しましたーー!!!!（涙 (2015年6月21日 23時) (レス) id: a53255b796 (このIDを非表示/違反報告)
碧みんく(プロフ) - しるふさん» いや、私こそ支えになってるよ！しるふに元気づけられてるし！ありがとう♪ (2015年3月13日 22時) (レス) id: 4c374be14d (このIDを非表示/違反報告)
しるふ(プロフ) - 碧みんくさん» いあいあ(〃ω〃)コメントしてくれるだけでちょぉうれしいから(/ω＼*)それが支えになったからｗ (2015年3月13日 20時) (レス) id: 7543b7678c (このIDを非表示/違反報告)
碧みんく(プロフ) - しるふさん» うんっっ！！！期待に応えるからなッ！！！どーいたしまして！っていっても何もしてないけどね笑 (2015年3月13日 17時) (レス) id: 4c374be14d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しるふ | 作成日時：2015年2月22日 19時
