１２話 ページ12
「お久しぶりですね。
沢田綱吉。」
私は振り上げた大鎌をツナに向かって振り落とした。
その攻撃は呆気なく交わされ、身を翻し二度目の攻撃を仕掛ける。
「誰・・・ｯ・・・・え・・・」
急な攻撃に１発目はなんとか交わしたツナだったがAの顔を見るなり油断し、
大鎌はツナのお腹に食い込み、高速度で地面に叩きつけられた。
叩きつけられたツナは傷の痛みを恐れることなく叫んだ。
いつものその純粋な瞳は衝撃と恐怖を映しだしていた。
「どうしてｯ・・・いままでどこにいたんだよｯ・・・
A.....!!」
叩きつけられた反動で宙に砂埃が舞う。
ぎしぎしと痛む身体に抗いながらツナはなんとかその場に立った。
そして、目の前に立っているAを強く睨んだ。
心配を表すようなその瞳にAは冷たい視線で返す。
大鎌についた少量の血を振り払いながら、弧を描くように口を歪めた。
「どこだっていいじゃないですか。
私は望んでここ・・・ヴァリアーにいる。
今更双子だなんて関係ない。」
怪しく微笑むAの姿にツナは悔しそうな顔をした。
やっと見つけた世界に一人だけの双子の妹。
１０年間も探し続けた、大切な妹。
「俺・・・ずっと後悔していた。
あの日迷子になって、気づいたらAはいなくて・・・・１０年間もずっと探し続けた。
なんでこんなことｯ。」
「・・・残念ですけど、その質問には答えられません。
せいぜい頑張ってください。
ザンザスは貴方なんかに負けやしない。」
Aはそう言うなり、ｻｧｧと霧になり消えていった。
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しるふ(プロフ) - 雲雀さん» いや、神ではないです笑むしろ紙レベルです笑感動していただけたのなら何よりです。ありがとうございます！ (2015年6月22日 0時) (
レス) id: bc7191ec90 (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 - まじで、何なんですか？神なんですか？全ての作品で泣かせる気ですか？まじで感動しましたーー!!!!（涙 (2015年6月21日 23時) (レス) id: a53255b796 (このIDを非表示/違反報告)
碧みんく(プロフ) - しるふさん» いや、私こそ支えになってるよ！しるふに元気づけられてるし！ありがとう♪ (2015年3月13日 22時) (レス) id: 4c374be14d (このIDを非表示/違反報告)
しるふ(プロフ) - 碧みんくさん» いあいあ(〃ω〃)コメントしてくれるだけでちょぉうれしいから(/ω＼*)それが支えになったからｗ (2015年3月13日 20時) (レス) id: 7543b7678c (このIDを非表示/違反報告)
碧みんく(プロフ) - しるふさん» うんっっ！！！期待に応えるからなッ！！！どーいたしまして！っていっても何もしてないけどね笑 (2015年3月13日 17時) (レス) id: 4c374be14d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しるふ | 作成日時：2015年2月22日 19時
