３６話 ページ36
「声の質、身長共に、そこの一番小さいフードXとあの噂のヴァンパイアが一致したぜ！！」
「なっ」
「・・・ﾁｯ」
「・・・やべぇぞぉ・・逃げるかぁ？」
新たに来た男は、自慢の解析力でフードXをヴァンパイアだと見破った。
自警団の視線がフードXに突き刺さる。
「それは本当なんだな？ジャック」
エースは先程来たジャックに問いかける。
「あぁ俺の解析力なめんじゃねぇ！１００%あれがヴァンパイアだ！！」
逃げる選択を諦め、彼らは戦う道を選んだ。
３人は戦闘態勢へと入り、フードを脱ぎ払った。
ヴァリアーの隊服を来た３人は、日本刀、銃、剣を構え、暗殺者の目をしていた。
「Aは下がってろ」
「嫌だね。お兄さんの願いでも聞かないよ。
僕はこの日本刀で戦うって決めたんだから」
「無茶はすんなよぉ・・・」
同じく、迷彩服を着た男達も戦闘態勢へと入った。
そして、スーツを着こなし、胸元に光る金のバッチをつけた、エースと呼ばれる男は
「いいかお前らぁ！！！これが最後のチャンスだと思え！
我ら自警団の名にかけて、日本の未来のために
あのヴァンパイアを抹殺しろ。絶対になぁ！！」
彼の言葉により、軍隊は銃を構え、矢を構え、ターゲットに向ける。
そんな僕はｺﾞｸﾘと息を飲み込み、相手が動き出すのを待った。
どちらが先に動くかで勝負は決まる。
お互いが神経を研ぎ澄まし、その時を待った。
そしてザンザスが銃の引き金を引いたとき。
「待て！やめろ！！！」
新たな男の声が響いた。
緊張の糸はあっさりと切れてしまった。
その男は焦ったように声を上げた。
「我々自警団は、このヴァンパイア計画を破棄する！！
命令だ！今すぐ武器をしまい、撤退せよ！！！」
そこに立っていたのは、他のスーツの人たちとはまた違ったバッチをつけた男。
その男は
自警団Ｎｏ．１を務める【キング】
彼の言葉によって、迷彩軍団、スーツの人も大人しく従った。
このことから、彼の権力がどれだけあるかがハッキリと分かるだろう。
そして１分もせずに、彼ら自警団は去っていった。
「・・・・え」
意味も分からず立ち尽くす三人。
それもそのはず、ヴァンパイアだということがバレたにも関わらず、彼らは去っていったのだ。
誰がどう見ても唖然とするだろう。
その時
『あー、あー・・・間に合ったかな？』
無線機から聴き慣れた男の声がした。
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しるふ(プロフ) - 真冬さん» コメントありがとうございます。実は書く方は引退していたのですが、もう一度書いてみようと思います。フランですね笑ありがとうございます！ (2015年6月6日 12時) (
レス) id: 7543b7678c (このIDを非表示/違反報告)
真冬(プロフ) - とてもおもしろかったです。 いつかでいいのでフランとか、見てみたいなぁとか思いました。フランとか･･･（笑）でも、ボスの男前にも惚れました/// 次の作、楽しみにしてます。頑張って！ (2015年5月25日 23時) (レス) id: f157971441 (このIDを非表示/違反報告)
しるふ(プロフ) - レッドスカイさん» 読んでいただきありがとうございます!!前作も読んでいただき、今作も読んでいただき、本当に感謝してます！ありがとうございました！ (2015年2月5日 20時) (レス) id: 7543b7678c (このIDを非表示/違反報告)
レッドスカイ(プロフ) - 一気読みしました！前作同様面白かったですっ！ボスイケメンすぎる！惚れる！/// お疲れ様でした！ (2015年2月5日 20時) (レス) id: 2e29f82d74 (このIDを非表示/違反報告)
碧みんく(プロフ) - しるふさん» うんッ！皆の血、吸ってみたいn((殴 本当にお疲れ様でしたっ！ (2015年2月3日 19時) (レス) id: 4c374be14d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しるふ | 作成日時：2015年1月12日 22時
