３話 ページ3
そんな僕にも、とうとう体力の限界がやってきたようで。
「・・ﾊｧ・・ﾊｧ・・・も・・・無理・・」
僕は、近くにある木にもたれかかり最後を待った。
「さぁ・・・鬼ごっこは終わりだぁ・・・大人しく研究室に戻ってもらうぞぉ」
あ、そうか殺されはしないんだった。
でも、そろそろ朝日が昇る頃、太陽の光を浴びてしまえば、僕は灰となって消える。
どのみち生き残ることは出来ない。
でも、どっちかって言えば、太陽の光のほうがありがたい。
「・・・・・やっぱり、君たちに触られるのは癇に障る・・からね」
一度考え直した僕は、ﾆﾔｯと笑って残った最後の力でもう一度、地面を蹴った。
また出口のないゴールを求めて僕は走った。
銃で足を撃たれても、肩を撃たれても僕は走った。
自分の身体の血がなくなっていくのを感じながら、それでも走った。
腹部に鋭い、何かに刺されるような痛みを感じて、僕の意識は朦朧としていた。
「・・・・んだぁ？餓鬼かぁ？」
「ぬぅ・・・・餓鬼だな」
「このファミリーに関係してるんじゃね？」
「それ誰がどーみてもわかりますよー？バカなんですかー？」
「＿＿＿ｯ！！」
「〜〜〜〜。〜〜〜〜〜!!!
＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
＿＿＿
それが、最後に聞こえた"人間"の声。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「リボーン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しるふ(プロフ) - 真冬さん» コメントありがとうございます。実は書く方は引退していたのですが、もう一度書いてみようと思います。フランですね笑ありがとうございます！ (2015年6月6日 12時) (
レス) id: 7543b7678c (このIDを非表示/違反報告)
真冬(プロフ) - とてもおもしろかったです。 いつかでいいのでフランとか、見てみたいなぁとか思いました。フランとか･･･（笑）でも、ボスの男前にも惚れました/// 次の作、楽しみにしてます。頑張って！ (2015年5月25日 23時) (レス) id: f157971441 (このIDを非表示/違反報告)
しるふ(プロフ) - レッドスカイさん» 読んでいただきありがとうございます!!前作も読んでいただき、今作も読んでいただき、本当に感謝してます！ありがとうございました！ (2015年2月5日 20時) (レス) id: 7543b7678c (このIDを非表示/違反報告)
レッドスカイ(プロフ) - 一気読みしました！前作同様面白かったですっ！ボスイケメンすぎる！惚れる！/// お疲れ様でした！ (2015年2月5日 20時) (レス) id: 2e29f82d74 (このIDを非表示/違反報告)
碧みんく(プロフ) - しるふさん» うんッ！皆の血、吸ってみたいn((殴 本当にお疲れ様でしたっ！ (2015年2月3日 19時) (レス) id: 4c374be14d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しるふ | 作成日時：2015年1月12日 22時
