２０話 ページ20
そして、自警団のニュースから１週間が経ったある日。
ヴァリアーボスであるザンザスの部屋に一人の男が入ってきた。
「失礼するよーザンザ・・・すぅ！？」
だが、その男は、入ってくるなり自分の見た光景に唖然とする。
１０年前からの知り合い、ザンザスが女を自分の膝の上にのせ戯れているからだ。
「んっ・・だれ？・・お兄さんの友達？」
ザンザスの膝の上に座り首元に顔をうずめていたAは、
ゆっくりと顔を上げ扉の方に目線を移した。
ザンザスは、この光景を見られたことにショックを持ちながらだるそうに口を開いた。
「・・ボンゴレのやつだ」
「ボンゴレ．．．あさり？」
「えっえっと・・お邪魔・・したかな？・・・あはは・・・」
ボンゴレファミリー
イタリアの最大手とするマフィアグループ。
その中でも彼はトップに君臨する、ボンゴレファミリー１０代目【沢田綱吉】
そんな彼とザンザスは結構親しい仲
１０年前は、お互い命をかけ、勝負した敵同士にも関わらず、
どうやら、この１０年で互いが信用できるまでに仲良くなったのだ。
スーツをﾋﾟｼｯと着こなした彼だが、どこかまだ幼い印象を与える。
とても２４歳とは思えない。
そんな彼は、膝の上に乗っている彼女をﾁﾗﾁﾗと見ながら気まずい雰囲気を醸し出した。
「・・・コイツのことは問題ねぇ無視してくれ。というか無視しろ。
で、なんのようだ」
そんなツナの視線をもろともせずに、膝の上にいるAを引き剥がし机に足を置いた。
「えっ・・・あ・・あぁ。
ザンザスさ、ヴァンパイアの件・・・知ってるよね？」
ツナは戸惑いながらも、ゆっくりとした口調で告げた。
ここからヴァリアーの物語は始まる。
これからどんな運命が待ち受けているのかは誰も知らない。
だが、一つ言えることがある。
《もう既に世界は動き始めている》
...ということを。
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しるふ(プロフ) - 真冬さん» コメントありがとうございます。実は書く方は引退していたのですが、もう一度書いてみようと思います。フランですね笑ありがとうございます！ (2015年6月6日 12時) (
レス) id: 7543b7678c (このIDを非表示/違反報告)
真冬(プロフ) - とてもおもしろかったです。 いつかでいいのでフランとか、見てみたいなぁとか思いました。フランとか･･･（笑）でも、ボスの男前にも惚れました/// 次の作、楽しみにしてます。頑張って！ (2015年5月25日 23時) (レス) id: f157971441 (このIDを非表示/違反報告)
しるふ(プロフ) - レッドスカイさん» 読んでいただきありがとうございます!!前作も読んでいただき、今作も読んでいただき、本当に感謝してます！ありがとうございました！ (2015年2月5日 20時) (レス) id: 7543b7678c (このIDを非表示/違反報告)
レッドスカイ(プロフ) - 一気読みしました！前作同様面白かったですっ！ボスイケメンすぎる！惚れる！/// お疲れ様でした！ (2015年2月5日 20時) (レス) id: 2e29f82d74 (このIDを非表示/違反報告)
碧みんく(プロフ) - しるふさん» うんッ！皆の血、吸ってみたいn((殴 本当にお疲れ様でしたっ！ (2015年2月3日 19時) (レス) id: 4c374be14d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しるふ | 作成日時：2015年1月12日 22時
