あくまのかれ ページ5
何なんだこの毒舌イケメンは…
でもさっきの言葉は明らかにダメだろ…
私はお客さんで彼は店員なのだから
「た、確かに貴方のことジロジロ見ちゃったし、扉開けたままにしたのは悪いと思ってるけど邪魔って…」
すると彼はあからさまな溜息をついて本を置いた
『思ってる事そのまま言っただけなんだけど、なんか悪い? 』
心底どうでもよさそうな顔でこちらをみてくる彼
ああ、呆れた顔もかっこいいな…
ってそうじゃなくて!!!
「だって、私お客さ…」
『だから何なんだよ』
…??
だから何だよって言った?
本当なんなのこいつ!!!
流石に聞き捨てならない言葉に腹が立って、次の言葉を言おうとした時
『ていうか、お前客じゃなくてじぃさんの孫だろ?』
そういって目の前に突きつけられた一枚の写真
この古本屋の前で祖父の隣に立ち 新しい制服を着て、満面の笑みでピースをしてる
…私だ
『じぃさんから話は聞いてる、ここで働くんだろ?じゃあ、俺が先輩でいいよな、年上だし』
なんでもう私が働く前提なの?!
「まだここで働くって決めた訳じゃない!」
『俺年上なんだから敬語くらいつかえよ』
「………じゃないです」
『じぃさん、生きてた時からずっとお前にここで働いて欲しいって言ってたぞ』
私はその言葉に驚いてしまった
小さい頃、祖父に
大きくなったら絶対ここで働くと言った事がある
祖父はそれをずっと覚えててくれたのかな?
その優しさに心が暖かくなる…
『まあ、俺はもっと綺麗なお姉さんがよかったんだけどな』
ハッと人を見下すように笑う彼
いや、雰囲気ぶち壊しだよ…
『心配しなくてもこき使ってやるから安心しろよ笑』
この人は悪魔…いや、大悪魔だ
気づかれないように彼をキッと睨むと
体にセンサーでもついてるのか、
んべ、と意地悪く舌を出された
私この人と上手くやっていけるのかな…
天国のおじいちゃん、私はどうすればいいんですか!?
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ゴンザレスきらり - 続編お願いします!!この小説大好きです!ウォヌ最高ー ww (2018年7月17日 20時) (レス) id: 2e9e85e03b (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - ゴンザレスきらりさん» 遅くなってしまってすみません!コメントありがとうございます!ラストに向けて頑張ります〜! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - nana さん» コメントありがとうございます!ラスト近いので楽しみにしてて下さい! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - セヨンさん» コメントありがとうございます!ウォヌかっこいいですよねわかります〜!!! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
セヨン - すごくシムクンしました~!やっぱウォヌってカッコいいですねー(о´∀`о) (2018年6月18日 21時) (レス) id: e4e79d2837 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛咲 | 作成日時:2018年3月21日 20時