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であい ページ4

扉を開くと、


そこには高い棚に綺麗に並べられた沢山の本
鼻をくすぐる少し古い紙の匂い
窓からの柔らかな日差し


私の思い出のつまった場所は昔と何も変わっていなかった



立ち止まって店内を見回してると





奥のカウンターの席に座っている男の人に気づく

椅子に座って、本を読んでいる男の人




スッとした横顔、色白で綺麗な肌


細長くてキリッとしてる
でも伏した目がどことなく艶っぽくて


高くて細い鼻筋に
キュッと結んだ薄い唇


サラサラの暗い茶色の髪の毛を搔き上げる綺麗な手


そして椅子から伸びるスラっとした脚





テレビとか、雑誌で見るどんな男の子よりも負けないくらい魅力的な彼に目が釘付けになってしまった




窓からの日差しがその男の子を優しく照らしていて、その光景を見ていたら無意識に口が動いていた




「…すごく綺麗…」




声に出して言っていた事に気付き、
慌てて口を塞いでも時すでに遅く、





彼と目が合ってしまった




ど、どどどうしよう目が合った…
どうするべき?取り敢えず私から話しかけた方がいいよね



女子校育ちの思考回路はイケメンにあったことでショートしていた



でもなんて言えばいいんだろう!!
やっぱ無難に挨拶??だよね!!





「こっここここんにち…」



勇気を振り絞った出した私の挨拶は、





そのイケメンな彼にかき消されることとなる





『いつまでそこで突っ立ってニヤニヤしてんの?そうやって見られると読書の邪魔でしかないんだけど、あと風入って寒いから早くドア閉めてくれる?』




ああ、耳に届く彼の心地いい低音ボイス…



ん?



今邪魔って言った…?


自分の顔がみるみる赤くなるのがわかった



「…ご、ごめんなさい!」




急いで扉を閉める




彼の方を見ると私なんかまるでいなかったみたいに本を読み続けていた




私の言葉無視ですか…




って何なんだこの人…!??

あくまのかれ→←あのときの



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設定タグ:セブチ , ウォヌ , SEVENTEEN   
作品ジャンル:恋愛
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ゴンザレスきらり - 続編お願いします!!この小説大好きです!ウォヌ最高ー ww (2018年7月17日 20時) (レス) id: 2e9e85e03b (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - ゴンザレスきらりさん» 遅くなってしまってすみません!コメントありがとうございます!ラストに向けて頑張ります〜! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - nana さん» コメントありがとうございます!ラスト近いので楽しみにしてて下さい! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - セヨンさん» コメントありがとうございます!ウォヌかっこいいですよねわかります〜!!! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
セヨン - すごくシムクンしました~!やっぱウォヌってカッコいいですねー(о´∀`о) (2018年6月18日 21時) (レス) id: e4e79d2837 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛咲 | 作成日時:2018年3月21日 20時

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