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その中から来たのは…
『A…やっと見つけた』
「ウォヌ…先輩…」
私の声に気付いてくれたんだ
『ケガはないか?』
すっと屈んで手を私に差し出す先輩
その王子様みたいなスマート動きで皆がキャーキャー言ってる
今までの私はキャーキャー言う側だったんだけどな
でもその手は私に向けられてるんだ
「大丈夫です…ありがとうございます」
ウォヌ先輩手を取って立ち上がると
“あんた、その人とどう言う関係!?”
知らない人に話しかけられる
あ…ウォヌ先輩に連絡先聞いてた人だ
多分上級生だと思う彼女の目は
キッとこっちを睨んで来て思わず身がすくんだ
もしかして私今とんでもない事になってる?
私の出現にざわついてくる周囲
皆私の答えを待っている
「あ…私は…」
口を開こうとすると
ポンと肩の上に置かれる手
ウォヌ先輩の手だ
『こいつは俺のバイトの後輩
俺ら◯◯町の古本屋で働いてるから
…今度来てみて?』
そしてふわっと王子様スマイル
そんなウォヌ先輩に女子たちはメロメロ
声を揃えてはい!とか行きます!とか
さっきの態度と違いすぎる…恐るべし女子校
まあ、それよりも
ウォヌ先輩のこんな営業スマイル初めて見た〜…
こっちの方が怖い…
『じゃ、行くか』
「はい…」
車に誘導され、私は普通に後ろの席に乗ろうとすると…
『お前はこっち』
と、助手席の扉を開けて微笑むウォヌ先輩
キャーっと黄色い声が上がる
後ろじゃダメ?と目で訴えて見たら
ニッコリとまた営業スマイル
…
笑顔の威圧が怖すぎる…
しょうがなく助手席に乗ると
ウォヌ先輩が扉を閉めてくれて
羨ましそうな目でこっちを見てくる女子達を後ろに
車はゆっくりと走り出した
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ゴンザレスきらり - 続編お願いします!!この小説大好きです!ウォヌ最高ー ww (2018年7月17日 20時) (レス) id: 2e9e85e03b (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - ゴンザレスきらりさん» 遅くなってしまってすみません!コメントありがとうございます!ラストに向けて頑張ります〜! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - nana さん» コメントありがとうございます!ラスト近いので楽しみにしてて下さい! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
凛咲(プロフ) - セヨンさん» コメントありがとうございます!ウォヌかっこいいですよねわかります〜!!! (2018年6月24日 19時) (レス) id: 3bd4af1acd (このIDを非表示/違反報告)
セヨン - すごくシムクンしました~!やっぱウォヌってカッコいいですねー(о´∀`о) (2018年6月18日 21時) (レス) id: e4e79d2837 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛咲 | 作成日時:2018年3月21日 20時