月が綺麗な夜に貴方と

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完全にうちの生徒に包囲されてるウォヌ先輩




まるで有名人でも来たみたい




だってウォヌ先輩のイメケン度合いは有名人顔負けだし…



二階の窓からはウォヌ先輩の顔までは見えない




でもきっと困ってるはずだ




すぐに行かないと…！




「ごめん、用事あるからもう行くね！」




友達に言ってすぐに廊下を走る




玄関前に着くと




上で見るよりも女子達の圧迫感に引き気味になる…




“えー、めっちゃイケメンですね！”


“モデルさんとかですか〜？”


“連絡先交換してください！！”




肉食系すぎる女子校生たちの
黄色い声で埋め尽くされている玄関前




ウォヌ先輩はどこ…？？




人混みを掻き分けて進もうとするけど



皆の力が強すぎて中々前に行けない




どうしよう…




ついに皆の力に負けてどてっと尻餅をついてしまった



私一人がころんでも周囲は誰も気づかない




「っ、ウォヌ先輩…」



呼びかけを試みても多分届かない




と思ってたけど




バっと、目の前の人溜まりが割れた







その中から来たのは…

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