忍術を使えば人生何とかなるらしい【stpr】

プロローグ ページ1

「今回はこやつをやってくれ。」



部屋に入ると見せられた炭で描かれた絵。




絵柄は同じなのでお墨付きの絵師に任せたのであろう。




「「かしこまりました。」」





部屋を出て行く男･･･ー権力者に深々と頭を下げ、相方と顔を見合わせた。






「なーくん、なーくん。今回は毒にしよーや。接近戦はやっぱりキツイと思うねん。」






「うん･･･そうだね。女装して紛れればバレないよね。」





「なーくん、何がキツいってそれが一番キツいと思うわ。」





そんな茶番を繰り広げつつ、俺たちは忍びの服･･･ではなくなんの変哲もない服に着替えた。





忍びー忍者は、黒い服を着ているようなイメージがあるが昼間にそんな服を着て街を歩いていたらただの不審者だ。






一般人に紛れ込むことも忍びの基本なのだ。

2→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す