繋ぐ希望は知っている

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それは、少し暑くなり始めた初夏だった＿＿＿＿＿＿＿



「もしもし、アーヤ？」

「小塚くん、久しぶりだね。事件？」



小塚くんから電話をもらったのは、前に事件を解決してから1ヶ月が経とうとしていた頃だった。

私、立花 彩。

今日はね、私の生きがいのKZ会議があるんだ。

KZ会議は、探偵チームのKZメンバーが集まるから、すっごく楽しみ。



「うん。若武の声が弾んでたから多分事件だと思うよ。」



小塚くんの優しい久しぶりの声に私はウトウト！

癒されるんだよね。

小塚くんは。



「じゃあ、また会議でね。」


「ん、またね。」

そう言って電話を切ってから私は思わずガッツポーズ！

KZ会議は私の生きがい。

ドキドキと、ワクワクをくれるんだ。




でも、私たちは知らなかった。

私たちの運命はこの電話から変わり始めていた。

誰もが想像していなかった未来、

誰もが予想出来なかった(・・・・・・)未来へと。





Can you save her?

Do the boys despair when they know the truth?

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