私の命で。【マクロスΔ】

【２５】 ページ34

作者です。
お気に入り登録者様が、30人を超えました！ありがとうございます、すごく嬉しいです！

そして、くどいようで申し訳ありませんが、マキナからの呼び名を設定するのを、お忘れなくお願いします。



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Aside

「さて、オーディションを始めさせてもらうわよ。」

カナメさんが、ぱん、と手を叩いて、言った。

「さっき言った通り、課題曲は無し。歌いたい曲を歌ってくれて構わないわ。
練習はあまり出来なかったと思うけど、Aは1度オーディションを通っているみたいだし、その時と同じように自然に歌ってね」

「はい」

「それじゃあ、歌う曲を教えてもらおうかしら」

さっき、歌う曲を決めそびれてしまったから、今考えないと。

緊張、そして未来への期待。
今の気持ちに合っている、ワルキューレの曲……。

「『恋！ハレイション THE WAR』を歌います」

これしかない。

「お〜！が、頑張ってね、Aちゃん！」

何故か私よりも緊張した声で、フレイアちゃんが言うと、他のメンバーも続けた。

「頑張ってね〜、名前の最初の2文字を繰り返す！」

「ちくちくな歌、期待してる。」

「あなたの力、見させてもらうわよ」

「メンバーになれるよう、頑張るのよ！」

心臓がどきどきしているけど、応援されて、力が出てきた気がする。

私は、緊張で少し強張った顔をマイクに向け、ヘッドホンを着けた。

すると、ヘッドホンからイントロが流れ出した。
私は緊張に惑わされないように、しっかりと息を吸い、歌い始めた。

[恋！ハレイション THE WAR]

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