私の命で。【マクロスΔ】

【２２】 ページ31

作者です。
お話を読む前に、マキナからの呼び名を設定してください。
設定しないと、少しシュールになってしまうので。



−−−−−−
(名前side)

「名前の最初の2文字を繰り返すは、リアリアとどういう関係なの〜？家族とかではないみたいだけど」

「ラグナシティでヴァールが発生した時に出会ったんです。ヴァールにリアンちゃんが襲われそうになっているところを助けて、そこから一緒に行動しています」

私がそう言うと、レイナさんとマキナさんが、はっと何かに気が付いたように顔を見合わせた。
そして、マキナさんが聞いた。

「そのヴァール発生、ワルキューレ全員で歌ってた現場だよね？」

「はい、そうですね。次々にヴァールを治していっていて、かっこよかった記憶があります」

私が、どうしてそんなことを聞いたのか気になっていると、マキナさんが答えてくれた。

「実は、マキマキとレイレイ、リアリアと名前の最初の2文字を繰り返すのこと、見たことあったみたいなんだよね〜。レイレイも、あなた達のこと、無事に生きていたか心配してたんだよ〜？」

「こら、マキナ。それは言わないお約束。」

「えへへ〜。ごめーん、レイレイ〜。」

そして、マキナさんは続けた。

「こんな偶然があるぐらいなんだから、もしかしたら、他にも会ったことあるのかもね？」

もしそんなに会ったことがあるとしたら、それはもはや、運命と言えるのではないか、などと少し恥ずかしくなるようなことを考えていると、ワルキューレのみんなが足を止め、カナメさんが言った。

「さて、着いたわよ。ようこそ、ケイオス女子寮へ！」

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