Family ～sho hirano～ (ページ7)

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心配ページ7

～紫耀side～

廉『紫耀！貧乏ゆすりやめてや！』

紫耀『あ、ごめん。だって心配なんだもん。』

神宮寺『心配なのはわかるけど連絡するって約束してるんでしょ？なら大丈夫じゃない？』

それはそうなんだけど…心配なものは心配なの！

紫耀『心配すぎて帰りたい。』

海人『ダメだよー！今から収録なんだから！』

岸『心配なのはわかるけどちゃんとAちゃんなら連絡くれっから。』

玄樹『岸くん誰だよ！何偉そうにいってんの？でも、紫耀大丈夫だよ。』

紫耀『そうだよね…うん。約束したし、連絡こないってことは大丈夫ってことだよね。』

この時、俺が連絡をしていれば…家に帰っていれば…Aを1人で苦しませずに、辛い思いをさせずに済んだ。

それを知るのはまだ先の話。

収録中も全然頭に入ってこなくて。

何か質問されても聞いてないからおかしなこと言っちゃって…でもメンバーのみんながフォローしてくれて、なんとか無事に終わることができた。

そんでこの後はダンスレッスン

海人『ダンスレッスンだぁ！！』

1人生き生きしている海人を横目に俺はスマホとにらめっこ。

神宮寺『そんなに見てたらスマホが嫌がるぞ。』

なんて茶々を入れられるけど…！！

なんで連絡こないの？心配じゃん！！

玄樹『そろそろレッスン始まるよ！』

『あ、うん…』

俺はスマホをマナーモードにして鞄に入れた。

ダンスレッスンはほぼ同じことを二回やることはないからしっかりと覚えないといけない。

だから、Aのことを少し忘れて必死に覚えた。

この時も、Aが苦しんでることを知らずに…