じゃんぷの元気印さんの体調不良。パート４

しょぼん様 リクエスト ページ47

ー 名取side ー

ある日。フェリー事故があり、翔北救命センターの医者が総出動することになった。

被害は、俺が想像していたより大きく、現場もパニック状態。

軽傷患者も重傷患者も多数いた。

俺たちフェローは外で患者の手当をしていた。

藍沢先生や白石先生たちは、何度も船の中と外を行き来している。中にも多くの患者がいるみたいだ。

すると、

レスキュー隊「先生！ こちらに重症患者がいます！」

と、レスキュー隊の人が来た。

白石「私が行きます！」

ちょうど外に出てきた白石先生が言った。

ちらりと他のところを見ると、横峯も灰谷も、患者さんの手当で忙しそうだ。

名取「俺も行きます」

俺は白石先生に手を挙げて言った。

白石「名取先生……うん。お願い」

そして、白石先生、俺、雪村さんの3人で中へ。


俺はずっと外にいたから、船内を見るのは初めてだった。

中はかなりぐちゃぐちゃで、色々な配線が切れたり、水が入っていたりしていた。

そこら中から、バチバチと音が鳴る。

名取「うわ、やばっ……」

レスキュー隊「こちらです！」

足元を見ながら進むと、床にも水が。そしてそこに、切れた電線があった。

……漏電してる？

雪村さんがそれに気づかず、そのまま歩こうとした。

名取「危ないっ！」

雪村「えっ？」

雪村さんを押すと同時に、俺がそこに足を入れてしまった。

全身に電気が走る感覚があった直後、俺は意識を飛ばした。

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