名案 ページ42
side A
「なあ！いいこと思いついた！！」
「…何」
昼休憩、お昼ご飯を食べ終わって
ナギサと雑談してるところに急に登場した隼。
目をキラキラさせて
まるで小さい子供みたい。
「名案！聞きたくない？」
「どっちでもいい」
「いや、そこは聞きなよ」
「ナギサがそう言うなら…」
ナギサに宥められて
渋々隼の話を聞くことに。
あれから…下駄箱掃除は終わって、
気がついたら2月になってた。
もうすぐ、このクラスも終わる。
…そうしたら私は、佐野くんと違うクラス。
この学校は理系と文系バラバラだし
2度と同じクラスになれない。
…だから、こうやって隼は私のために
必死で色々考えてくれるんだなって思うと
胸が痛い。
「ちょっ、耳貸して」
「はい、」
「バレンタイン、作ったら？」
「はっ？！」
思わず近くにいた隼から離れる。
ガタンって椅子の音がして、ナギサも驚いてる。
「わ、私、チョコレート作ったことない、男子に、」
「え、小森なんて言ったの？」
「え？バレンタイン作れば？って」
「なるほど…」
「ナギサ…無理だよね、こんなの私には」
「いや！いいチャンス！イベントは利用しなくっちゃ！」
「だろ？！俺ってすげえ〜」
「名案ありがとう小森！」
「おう！」
ナギサと隼で盛り上がっちゃって…
当の作る本人の私、おいてけぼり。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 204人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すず(プロフ) - 聖也さん» 長岡ムカつきますよね、、文字をうちながらもイライラしてます笑 (2017年5月2日 20時) (
レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
聖也(プロフ) - な、長岡め…！ (2017年5月1日 22時) (レス) id: 34ecd099f6 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 聖也さん» コメントありがとうございます(^^) ハマって頂けて光栄です！これからもどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年4月29日 13時) (レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
聖也(プロフ) - 主人公が人間らしいというか、以外と自己中で良い感じに卑屈でウザい所がまた現実感があって面白いですね。玲於君も隼君も素敵過ぎるしもう沼みたいにハマりました。 (2017年4月27日 15時) (レス) id: 34ecd099f6 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - れなさん» ほんとですか？！ 占ツクに至っては初心者なのでそう言ってもらえると嬉しいです(^^) (2017年4月5日 19時) (レス) id: d2dd238957 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すず | 作成日時：2017年4月4日 0時
