歌い手さんのインフォしてます【浦.島.坂.田.船】

お仕事じゅうきゅうこめ。 ページ20

そんなこんなで、パンケーキ屋さんに来た。
ちなみにまふまふさんのオススメの場所らしい。


そして、今志麻くんは…





探検と称してお店の中をうろうろしている。


『志麻くん！戻ってきて！お店うろうろしない！』

この人は本当に成人男性なのだろうか。
あんなことをするのは小学校低学年までだと思っていたが。


「せっかく可愛い女の子に声かけようとしてたんに…。」

『土下座ナンパはやめた方が良いと思う。』

「なんでばれたん？！」

『勘。』


さて、こんなやつは置いておいて何を頼むか決めよう。


『まふまふさん、何頼みます？』

「今、これとこれで迷ってるんですよ。」

『じゃあ、私もこれと他ので迷ってたのでこっち頼みますね！』

「え、いいんですか？やった！ありがとうございます！」

そう言ってまふまふさんは満面の笑みを浮かべた。


ああ。まふまふさんめっちゃ癒やし。可愛い。
すっごい目キラキラしてるし。
やっぱり私、まふまふさんのインフォになろうかな。インフォさんいないらしいし。



冗談です。

私がいなくなったら、4人の部屋が恐ろしいことになりそうだしね。
絶対悪臭漂ってくるやつ。









.









まふまふさんを見送って家に帰ってきた。

志麻くんは帰ってきて早々に「今めっちゃ録音したい気分！」とか言って部屋に戻っていった。


ああ、本当に美味しかった。
あそこのお店いいな。さすがまふまふさんのオススメ。
パンケーキの見た目も可愛かったが、味も見た目に劣らないぐらい、いや、それ以上美味しかった。
ホイップクリームもくどくなく、あさっりした甘さで美味しかったし。


そして今私は、リビングでスマホをかまっている。
ご飯作る時間まで何も無い。

こんなに空いた時間があるなんていつぶりだろうか。
大抵4人のお世話してたからなあ。



って思っていたら、センラさんに話しかけられた。





「…すみません、みう。干してあった洗濯物入れておいたら、うらたんがそこに落ちてたたぬきの餌踏んで、転んで…」




なんか嫌な予感がする。
この久しぶりの幸せな時間がつぶれそうな予感が。



「…うらたんの持ってたコーヒーが洗濯物にダイブしました。」


『で、どうなったの…？』

「洗濯し直そうと思ったんやけど、洗濯機の使い方がわからんくって…。」





マジか。

この人たちは洗濯機の使い方も覚えていないのか。
この前、使い方教え直したと思ってたんだけどなあ…。

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