歌い手さんのインフォしてます【浦.島.坂.田.船】

お仕事じゅうななこめ。 ページ18

ある日、手を洗いに洗面所へ行くと、洗濯物が山積みになっていた。


いつもなら、とっくに干してある時間。
ちなみにこのシェアハウスでは、洗濯は当番制。

…そして、今日は私の当番ではない。


すなわち、誰かが当番を忘れた、ということ。

しょうがない。やるか。
もう、みんな忘れすぎて3日に1回は私がやってるし。うん。








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洗濯物5人分は意外と量があって重く、洗濯かごごと持ち上げて洗濯機に入れられない。

そのため、何回かに分けて手でつかんで入れる。

下着とかは各自が自分で洗っているから安心。

まあ、そこはマナーだよね。ていうか、見られたくないよね。


なんて考えながら洗濯物を移していたら、


見つけてしまった。









…紫色のボクサーパンツ。


ご丁寧に”しま”って名前が書いてある。




いや、別に”うわっ！最低！！変態！！”とかはならないけど、一応女性がいるわけだからね？

マナーは守ってほしいよね！？









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『志麻くん。洗濯かごにパンツ入ってたんだけど。取り除いておいて欲しかったかなあ？』

「ん、何、興奮したん？」

『んなわけないでしょ。
そーいう生意気なことは、自分で身の回りのことができるようになってからいってほしいですねぇ。』

「…へーえ。そんな口聞いちゃっていいんですかねえ〜。」


なにやら、志麻くんがニヤニヤしている。
本当何なんだ。とりあえず反省してほしいんだけど。


志麻くんがあっちあっち、と指を指している。
その指の先をたどると





「あ…こんにちは？」

…まふまふさんがいた。困ったような笑みをたたえている。


え？マジ？
こんな恥ずかしいところを、最初からまふまふさんに見られていたと？

恥ずか死ねる。



『うわああぁぁぁぁぁあああ！！お騒がせしましたあぁぁあああ！！』

絶対、今顔真っ赤だ。


…私、次まふまふさんに会うとき、どんな顔をして会えば良いんだろう。









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「志麻くん、あんまりAさんいじめないであげてくださいよ…？」


「…はーい。」

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