32 side M ページ32
＿
「舘さん」
「ん？」
「今から余計なお世話、言います」
「うん」
「たまには自分の幸せを1番に考えてみたらどうですか？」
「…」
「舘さんはいつも自分を後回しにして周りの人が幸せになることばかりを考えてるなって。いいことなんですけど、自分が幸せになることを優先してみたら実はそれが周りの人の幸せだったりもする…こともあります」
「なるほどね」
「以上、余計なお世話でした」
「もしかしたら必要なお世話かもしれないから心に留めておくよ」
「…うす」
俺は自分の性格上、1、2回会って少し話しただけの女性を好きになることはない。
あの子に似ているところがあるから気になってるだけ。
と思っていた。
でも先日会った時にAさんを1人の女性として見た瞬間があった。
もっと知りたい、もっと教えてほしいと一気に惹き込まれたのがわかった。
あまりにも衝動的すぎたからグイグイいかないように聞き役に徹していたはずなのに気づけば自分の過去を話していた。
彼女もまた俺のことを知りたいと思ってくれているのが嬉しくて、あの子との恋の話をつい。
そしたら自分のことのように眉を下げてつらそうな表情をして聞いてくれたからあの頃の俺は救われた。
俺がAさんを救いたいのにな。
名刺の裏に書いて渡した電話番号は1秒も彼女の視界に入ることなくスマホケースの中に封印された。
当分、俺の出番は来ないらしい。
なんなら一生出番のないまま幸せな彼女の笑顔が見られたらそれが1番いい。
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涼-suzu-(プロフ) - たかすさん» はじめまして。喜んでいただけてよかったです！ (4月13日 9時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
たかす - 初めまして。懐かしのふかさくカップルに出会えて嬉しいです！！！その後を知りたかったので！！！短編でもお待ちしてますね。 (4月12日 21時) (レス) id: 9e0abdd975 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - シラユキ。さん» シラユキ。様の名前…と思いきやすいません、過去作に存在します。笑 あのお話のみやだてくんストーリーです！最後まで楽しんでくださいませ(ニヤニヤ)私もシラユキ。様大好きです。 (11月4日 18時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
シラユキ。(プロフ) - カフェ白雪、？ｷｬｯ///ってなんか勝手に一人でなってたら あれ、何か知ってるぞ？？ってなって涼さんの過去作品見に行ったら存在するじゃないですか…私の照れ返してください！((理不尽))でも涼さんのそういうところ好きですよ！！！！！！！！ (11月3日 18時) (レス) @page39 id: fd9c934f53 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 多界隈オタクさん» 過去作と繋げたくなっちゃう涼さんの悪いくせです★離れなくていいですよ！笑 (10月30日 20時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2023年10月23日 17時
