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＿
「よかったな、ちゃんと話せて」
「…うん。翔太のおかげ」
「俺なんもしてない。Aが自分で頑張ったんだよ。えらいじゃん」
ふんわり微笑んだ翔太が私の頭に手を置いて、2回ポンポンと撫でた。
途端にぎゅーっと心臓が苦しくなって上がった心拍数。
私のことなのに、自分のことのように嬉しそうにする翔太から目が離せない。
「ん?どした?」
「っ、ううん。なんでも」
私の視線に気づいた翔太に顔を覗き込まれて急いで目を逸らす。
まだドキドキしてる。
ご飯ができあがるまで翔太といろいろ話すのに、上の空。
こんな感情初めてで、なんなんだ?と疑問が止まらない。
「ほい、できた」
「うーわ!うまそ!」
「いっぱい食えよ」
「いただきます」
「翔太、よかったらこれからも飯食いにこいよ」
「え、」
「お母さん、忙しいんだろ?」
「…まあ」
「1人で食うより誰かと食べた方が美味いって。いやまあ母ちゃんの味には勝てないかもしれないけど…。でも、これで少しお前のお母さん楽させてやれるなら、飯くらいいつでも俺が作るから、言って」
「ありがと…」
「その代わり、お母さんが休みの日とか一緒にいられるときは、その時間大切にしてやれよ」
「うん、わかってる」
「Aも翔太と一緒にご飯嬉しいよな?」
いきなり振られて食べようとした唐揚げは一旦お預け。
「…嬉しい」
素直にそう伝えたら目をぱちくりさせて私を見る翔太。
「あぁ!ユキちゃんはだめ!ご飯こっちでしょ!こら、机から降りなさい」
ユキとお父さん、がドタバタとしているのを眺めながらお預けされていた唐揚げを口に放りこんだ。
うん、やっぱり美味しい。
「…ん?」
「あ、いや、」
なんとなく視線を感じて翔太を見ればまだ驚いた顔で私を見ている。
「初めて見たから、」
「…なにを?」
「Aの笑顔」
「…!」
「笑った顔もかわいいな、お前」
きゅん、と心の奥底から小さく音がした。
いつかお父さんと話したことを思い出す。
もしかしてこれが…恋ってやつ?
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涼-suzu-(プロフ) - 白昼夢さん» はじめまして。コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。こちらこそこれからも涼さんの作品を愛してあげてくださいませ( ˶'ᵕ'˶ ) (2023年3月31日 15時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - 初めまして！新作待ってました（ ; ; ）ずっと陰ながら応援させていただいて、、凉さんの作品全部読み漁るほど大好きなんです(´༎ຶོρ༎ຶོ`これからも素晴らしい作品お待ちしてます！頑張ってください！！！ (2023年3月31日 0時) (レス) id: 40e11ba78b (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 茉子さん» 泣かせてしまってごめんなさい(´；ω；｀)いつも私の作品を読んでくださってありがとうございます。私も大好きです！ (2023年3月28日 23時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - シラユキ。さん» ツンデレとツンデレのコラボ(？)です！幸せにするんで一生ついてきてください(もはやプロポーズ) (2023年3月28日 23時) (レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
茉子(プロフ) - 泣いたんですが😭子どもへの気持ち分かるだけに…続きも楽しみです。涼さんの作品全部読んでます☆大好きです😊 (2023年3月28日 18時) (レス) @page24 id: 0c861b61c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2023年3月26日 15時
