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連れてこられたのは翔太の部屋。
『主役がいなくなったらみんなびっくりしちゃうよ？』
「涼太が上手くやってくれるって」
『気づいてたの？』
「しっかり涼太と目ぇ合った」
『それでも連れ出すなんて』
「言ったろ？」
『え』
「18になったら大人の女性として扱ってやるって」
得意げに笑い、白衣を脱いでシャツのネクタイを緩めた。
何気ない仕草にドキドキと早くなる心臓。
「俺はお子ちゃまな女の子連れ出したりしないから」
立ち尽くしている私に1歩ずつ近づいてきて、私は1歩ずつ下がる。
だけど、ドア付近に立っていたためもうこれ以上は下がれない。
至近距離で私を見下ろし、ドアの鍵をカチャリと閉めると顔の真横に手をついた。
じっと翔太を見つめているとゆっくり重なる唇。
「誕生日、おめでと」
『あり、が、と』
「ふっ。緊張してんの？」
肩口をスッと撫でられ反応する体。
『別に、してない』
「このワンピースかわいいじゃん」
淡い水色の膝丈くらいのワンピース。
肩にあった手はいつの間にか腿に移動していて同じように撫でてくる。
『んっ…』
声が漏れ、咄嗟に手で押さえるけれど翔太は聞き逃さなかった。
「えっろい声」
『翔太のせい』
キッと睨んでも翔太には効果はないようでニヤニヤしながら私を抱きかかえた。
ポスッとベッドに落とすとそのまま覆いかぶさってくる。
「仕事、疲れたからさぁ。癒してよ」
そう言って何度か啄むようなキスを繰り返しながら私の身体のラインを撫でる。
チュッとわざとリップ音を立てて唇を離すとそのまま私の横に転がり、抱きしめられる。
『翔太…？』
「ん？」
『いや…えっと』
「期待した？」
『し、してない』
「ほんとかぁ？」
『別に何も！期待することなんてない…よ』
「ふっ、素直じゃねえな。そろそろ涼太が困ってるかもだし、パーティ戻るか」
着替える。とベッドから起き上がるとクローゼットへ向かう翔太。
呆然としていると私の方を振り向いた。
「この続きはお前がお嫁さんになってからな」
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涼-suzu-(プロフ) - むむさん» こちらにもありがとうございます。デビュー作のため今よりも拙い部分が多いと思いますがそう言っていただけて光栄です。こちらこそありがとうございます。 (2022年5月21日 14時) (
レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
むむ - 作者様の書かれる作品が全て好きです！！父上のために命を懸けて戦う姫と、いろんな過去がありながら一つの目的のために戦う9人がかっこよくて仕方なかったです！素敵な作品をありがとうございます (2022年5月21日 10時) (レス) @page32 id: e8dca0b64d (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - あやかぽん。さん» こちらも読んでくださったのですね！ありがとうございます。そういう風に言っていただけて本当に書いた甲斐がありました。その虚妄は…ぜひ、お聞かせください(ｷﾗｼ) (2021年9月18日 15時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
あやかぽん。(プロフ) - 面白かったー！！！埋もれてしまっているのが勿体ない。。もっと色んな人がここにたどり着いてくれたらいいのに…。。結婚したあとも気になって虚妄が止まりません(止めて) (2021年9月18日 9時) (レス) id: 2ac8db89d5 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年3月1日 16時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2021年2月25日 16時
