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3日後にはすっかり体調がよくなって安心したのもつかの間、バイトと宿題に追われる日々。
なんとか最終日には間に合って、無事に?夏休みが終了した。
「ちょっと手伝ってくんない?」
「…?」
あっという間に外が寒くなって息が白くなって来た頃、大介に100円ショップへ連れて行かれた。
私の目の前で何かがズラっと書かれた紙をヒラヒラさせる大介。
「実は来週の金曜日阿部ちゃんの誕生日でさぁ。クラスみんなでサプライズお祝いしよって話になって放課後にこっそり飾りとか作ろって話になったの」
「…そうなんだ」
「大荷物になるから」
「荷物持ちか」
「察しがいいね!」
「いやここまで来ればわかるでしょ」
「にゃはー!Aもいたら一緒にお祝いできたのに」
「…嫌味?」
「ちがうってぇ。写真送るから許して?」
「…」
「あれ?いらない?」
「…いる」
そして11月27日。
阿部先生の誕生日。
学校が終わり、エメにご飯をあげてからバイトに向かう途中でスマホが連続して震える。
大介からチャットが来ていて、見れば写真や動画がたくさん。
クラッカーを鳴らされてびっくりした半目の先生。
生クリーム風のスプレーで顔が泡まみれの先生。
大介が背中に乗った反動で顔がブレブレになっている先生。
「…ぶさいくな顔ばっかじゃん」
スクロールして1番最後の写真。
ケーキを持ってカメラ目線でピースした満面の笑みの先生。
私も直接お祝いしたかったな。
写真を眺めていると電話の画面に変わり慌てて通話をタップする。
『もっしもーし』
「どうしたの?」
『写真見たぁ?』
「うん。見たよ。ありがと」
『いーえ』
「…その電話?」
『あ、いや、今日バイトかなぁって』
「うん、今から」
『そうなんだ!何時までなの?』
「今日は20時まで」
『ふぅーん。わかったあ!』
バイト頑張ってねと電話を切られてしまった。
…なんだったんだ?
不思議に思いながらもバイト先へ向かった。
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涼-suzu-(プロフ) - shoさん» こちらこそこの作品を見つけてくださってありがとうございます(՞ ܸ. .ܸ՞)"キュンをお届けできてよかったです。 (2023年2月25日 14時) (
レス) id: 6a2e5ac073 (このIDを非表示/違反報告)
sho(プロフ) - すごく引き込まれて一気に読みました。キュンキュンが最後までとまりませんでした。この作品を読めた事に感謝です。 (2023年2月25日 13時) (レス) @page50 id: 342ef15a76 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - mireさん» コメントありがとうございます！このセリフを絶対入れたいと思っていて書きながらここだ…！って自然に入れられたのでそう言っていただけて嬉しいです♪ (2021年12月5日 17時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
mire(プロフ) - 最高でした。阿部ちゃんの「ううん、からかってない」がもうMVが走馬灯のように頭に流れてキュンが止まらなかったです。これからも作品楽しみにしてます。 (2021年12月3日 15時) (レス) @page45 id: e802057471 (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - ﾕｶさん» コメントありがとうございます！書いてる私も胸が苦しかったです(笑)もちろんニヤニヤもしました☆(やめろ)阿部先生に恋したくなったらまたいつでもここに来てください。 (2021年11月3日 6時) (レス) id: e1cb7f51d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2021年10月20日 7時
