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15. ページ16

Aside



ただ時間だけがすぎていく



静かな空間



周りには壊れたお皿や写真立てがある



私は、ころんくんにとって必要な存在だったかな…?



私はカーテンを閉め、お風呂に向かった



湯船にお湯は張っておらず空間ができている


いつもならお湯が張ってあって、先にころんくんが入っていた湯船




もう、必要も無くなっちゃったな


私はシャワーを浴びると風呂から出た




自分の部屋に行くとレターセットを取り出した



なーくん、さとみくん、ジェルたん、莉犬くん、るぅとくん


そしてころんくん。



一人一人に思いを込めて手紙を書いた



…ころんくんはきっと忘愛症候群だ



事故で皆のことは覚えているのに私のことだけ忘れてるんだろうね



なーくんたちは医師から聞いたんだろうね


なーくんたちは優しいからきっと私に教えようとしないよね。



でも私は明日、最後に確認しに行く



これで忘愛症候群なら私は死ぬよ



ころんくんのために。



私は布団に潜り込むと静かに瞼を閉じた


・・・・・



朝、目覚めた


時間は7:00


少し寝すぎたなと思いながら下に行く



リビングは相変わらず荒れていた



私は横目にリビングを見ながら顔を洗いに行った



鏡には数日前とは全く別人のような自分が映る



顔を洗うとすぐに着替えて鞄にスマホと手紙を入れた



鍵をかけると私はころんくんの病院に向かった

・・・・・



ころんくんの病院につくとすぐに医師に聞いた


『…ころんくんは、忘愛症候群ですよね?』


医師は静かに頷く



私は医師に会釈するところんくんの病室に向かった



『…ころんくん。』


「んだよお前!また来たのかよ!?帰れ!!」



ころんくんは私を出そうとする



私はころんくんに鞄を渡した



「おい!やめろ!!」


ころんくんは鞄を落とす



『ころんくん。私は…


最後の最後まで幸せだったよ。』



「は…?」


『ころんくん、幸せになってね。
さようなら。』


私は最後、無理矢理抱きつくと病室を出た



病室を出たら病院も出る


たまたま外でなーくんたちど出会った




「A…?」


『…なーくん、私の分までころんくんたちと幸せになってね。』



�に伝う涙



「…Aちゃん、もしかして…」



私はなーくんたちに微笑むと赤信号の道路に飛び出した




『ばいばい!!またいつか!』

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設定タグ:すとぷり , 忘愛症候群 , ころん   
作品ジャンル:その他
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すいれん - 好きな作品です。もし、主さんが戻りたい、と思ったら、辛くない程度に戻って来て下さい!(突然の上から目線すみません) (2021年4月8日 1時) (レス) id: 210f0789ae (このIDを非表示/違反報告)
みゃあ@猫天使 - ないてしもたやーん (2020年5月20日 2時) (レス) id: 4d388cd527 (このIDを非表示/違反報告)
ichigo@水くんの同担のアホ、 - おすすめに出てたので見て見たら泣いちゃいました、すごく感動しました! (2020年5月16日 19時) (レス) id: a898904401 (このIDを非表示/違反報告)
緋色 莉雨 - ろっとさん» たまたま開いたんですがコメントありがとうございます。嬉しいです。この作品は残しておくことにしました。 (2019年1月30日 22時) (レス) id: 47bbe85473 (このIDを非表示/違反報告)
ろっと - めちゃくちゃ感動した 占いツクールで初めて目からぽろぽろ涙をながすくらい泣きました この作品消さないで欲しいです 待ってます (2019年1月10日 22時) (レス) id: 9921b601f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋色 莉雨 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年7月30日 18時

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