愛してるなんてもう言えない。 【ころん】

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莉犬side



なーくんから連絡が来た


内容はころちゃんが起きたこと、今からお見舞いに行かないということ



俺は連絡が来てすぐに家を出た



外には雨が降っていて。



なぜか、Aの気持ちと一緒にしてしまった





「A…大丈夫かな…」


俺は傘を差して走り出した




・・・・・


病院につくとすでにるぅとくんとさとみくんがいた



Aは…？



俺は2人に聞いた


「ねぇ、2人とも…


A、まだ来てないの……？」



2人とも口を揃えて


「まだ来てないよ…」


という



なんで？


1番ころちゃんを思っていたAが来てない…？


しかも1番病院から近いAが…？



考えれば考えるたびに疑問は増えていく




俺は考えを紛らわすためか首を横に振った







しばらくするとなーくんが来た


「あっ、なーくん！」


俺はなーくんを見つけると1番に聞いた



「なんでAが来てないのか、知らない？」


「それがね、Aちゃん来ないって…」



え？


Aが来ない…？


誰よりもころちゃんを思っていたAが…？


どうして…？




「多分、体調崩しちゃったんかな…」

なーくんが悲しそうな顔をする




俺はこれ以上考えてもわからないのでなーくんが言っている通りだと考えた







本当のことも知らずに…

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