3話 ページ4
意識が浮上し、朝起きた時のような身体特有の重量を感じる。それと共に肌にピリピリとした殺気。
森の中だったので、取り敢えず木の影に隠れる。敵…は、やっぱり多いようだ。
いや…というかさ、私普通の学生だったのよ！？特に何が良いとかもない普通の。この状況、どうすればいいのよ…
ガサッ
後ろの木から、音が聞こえた。
敵｢ﾐﾂｹﾀ｣
逃げないと。でも、目の前も敵、右も左も敵。まさに四面楚歌と言ったところか。
取り敢えず、隙を見て逃げるしかないよね。
そう思い、石を投げ、そっちに気を取られた敵の所から逃げた。
でも、敵の数が多い。ていうか、なんで後藤くんは1人でここにいたわけ？それもあとで聞くか…まぁ、その前にこの敵たちをどうにかしないといけない…よね。
よし。こうなったら腹括って、後藤くんとして戦いますか。
A｢でかいからって、いばんなよ！｣
おお、流石は粟田口吉光の名刀。スパッスパだね。敵は、血出さないから躊躇する事も無いし、刀の斬れ味が鈍る事も無い。
でもやっぱり敵の数が元々多かったからか、自分も怪我をしている。まぁ、最初から割と怪我をしていた…んだけど。
A｢ケリつけてやる！｣
でも、ケリも何も、まだまだ敵は目の前にゴロゴロいるわけで。
絶体絶命のピンチ。
｢もぐり込んでしまえば、僕の間合いです！｣
｢懐、ガラ空きだよ！｣
｢あはっ！こんなに近くに来ちゃったよ♡｣
｢鎧なんざ、紙と同じよ！｣
え…
｢おい！後藤！大丈夫か！｣
なんか今極ってる声がしたんだけど────！
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a tear(プロフ) - 蒼さん» ありがとうございます！イケメンに書けたようで良かったです♪ (2018年7月14日 8時) (
レス) id: f1e0dd0ec0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 後藤くんがイケメンすぎてやばい…すごく面白かったです!!完結おめでと！ (2018年7月14日 3時) (レス) id: 8c0ec04b7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：a tear | 作成日時：2018年1月5日 18時
