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27話 ページ30
どうするか…と考えていても駄目だと思ったから、訛っていると思うから少し練習がしたいと秋さんに頼み、練習場を借りることが出来た。
後藤藤四郎を手に取る。竹刀とはまた違う重み。これで人が殺せるんだと思わせるひんやりと冷たい刃。
目の前には敵を模した機械がある。
ふぅと深呼吸しながら、目を閉じ、ゆっくりと目を開け、相手を見据える。これは私が剣道の試合の時にしていた事。
A｢はあっ！｣
おお…足速いし、ちゃんと急所を狙えたみたい。でも、まだまだだ。一体になるには私が歩み寄らないといけない。この子にはどんな癖があるのか。いくら粟田口吉光が打った刀でも短所もあるだろう。長所だって勿論。
A｢うおりゃ！｣
短所を補い長所を活かす。おじいちゃんはそういうのが得意な人だった。そして使う物をまるで自分の一部のように使った。小さい頃の私にはそれが魔法のように見えて、憧れだった。
A｢こいつでどうだ！｣
いかんいかん。ちゃんと集中しないと。
と、また出てきた機械に向かって刃を突き立てた。
刻一刻と夜戦の時間が近付いてきていた。
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a tear(プロフ) - 蒼さん» ありがとうございます！イケメンに書けたようで良かったです♪ (2018年7月14日 8時) (
レス) id: f1e0dd0ec0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 後藤くんがイケメンすぎてやばい…すごく面白かったです!!完結おめでと！ (2018年7月14日 3時) (レス) id: 8c0ec04b7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：a tear | 作成日時：2018年1月5日 18時
