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めりくり。 ページ18

「ほらっ!A!行こっ!」
「分かったから、ニット引っ張るの辞めなさい、らむが作ったヤツなんだから」
「あ、そっか!じゃあ急いでっ!」

そう。今日は皆さんお待ちかね、クリスマス。

私たちも例外でなく、乱数に誘われてお出掛けをすることになったのだが。

出発予定の10分前からこんな状態。

せっかくのニットが伸びちゃうよ、乱数さん。

結局、予定より5分早く出発して、 電車に乗り込む。

着いたのはなんと、

「いっやー!ひっさしぶりだな〜!」
「やっぱり、同じような人がたくさんいるね」

そう、浦安ネズミーシー!!
なんて言ったら、創業者さんたちになんと言われるが分からないが。

早速彼の自腹でカチューシャを着けさせられ、いくつかアトラクションに乗った。

クリスマス当日かつ、遅めに来たのもあり、園内は人で溢れ、身動きが取れないような状況の中、私の手を取ってどんどん進んでいく乱数はたくましく思える。

限定のグッズを買ったり、いろんな場所で写真も撮って、あっという間に夜。

パレードを観るために、彼はまた私の手を取って走り出した。

大学生の頃から、クリスマスには此処に来てパレードを観るのがお馴染みになっているのだ。

キラキラと輝く光を浴び、踊るキャラクターたちを見つめた。

夜空には花火が舞い、たくさんの歓声が飛び交う。

一言で表せば、とてもロマンチックだ。

最近忙しそうだった彼にも笑顔が浮かび、更に嬉しい気持ちになる。

綺麗なライトに包まれ、胸がいっぱいになっていくのを感じた。

ショーも終わり、お洒落なベンチに座って電車を待っていた時。

「はい、これ。僕からのクリスマスプレゼント!」

そう言われて、細長い箱を私に差し出す乱数。

その中には、

「わっ。コレ、どっちも欲しかったやつだ!」
「えへへ。でしょっ!?」

デザインが私好みだったクリスマス限定のネックレスが。

そして、

「ねえ、らむ」

こう呼びかけて、あるものを見せれば、笑い出す彼。

「まっさか、お揃い?」

頷けば、更に彼は笑顔になった。

「じゃあ今度一緒に着けようね!」

そう言って乱数は、私の手からネックレスを取り、私の首に掛ける。

私も同じようなことをすると、乱数は私をまじまじと見つめた。

「うん。似合ってる」

私の頬に軽くキスを落とす彼はとても嬉しそうだったのは、きっと私しか知らないことであろう。

みんな、Merry Christmas。

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真歩路(プロフ) - まぁらいおんさん» わあっ!見て頂けてるんですね〜!リクまでありがとうございます!書くのが遅い上に濃厚系もヘタなのですが、少しでもご期待に添えるよう頑張りますね、、!すごく嬉しいです〜! (2018年11月19日 19時) (レス) id: c4fa7f7861 (このIDを非表示/違反報告)
まぁらいおん - いつも見てます!すごくおもしろいです(´∀`*)リクエストいいですか??乱数が夢主に嫉妬して濃厚な感じの展開になっていくお話が見たいです!お願いしますm(__)m (2018年11月19日 18時) (レス) id: cb3aeae411 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真歩路 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年8月20日 17時

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