ファミレスバイトしてたらヤバイやついた

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火山野郎大噴火事件(勝手に呼んでる)









によってどこの誰とも知らないイケメンにスマホを奪われたので、

取り敢えず家に帰ろうと電車に乗る。




『全く………ついてないなぁ………え、てか初対面にスマホ奪われるとかある？』




無くない？？？？









「見てあそこの人！めっちゃ背高くない？」

「ほんとだ〜！でも目隠しとか怪しくない？やば笑」









新宿駅のすぐ前






うわ、確かにいるわ

全身黒ずくめのやばそうな人







(キョロキョロしてる)







「でもさ、なんか探してるっぽくない？」









あ、こっち見た







………？




なんかこっち来てない？









気のせいかと思い目を反らす









「こっち見た！意外とかっこよくない！？」

「え〜目隠しがなぁ〜」









「ねぇ君」







ナンパかな〜

いいですね〜金曜日の昼間からナンパとは







　

「ねぇってば」









そりゃあんだけ怪しかったら無視されるわな………









「君だよ君。








そこの疲れた顔してる女の子」









『………私ですか？』









「あ、やっとこっち向いてくれた！へぇ〜なかなか可愛い顔だね」




『それはどうも。さようなら』




「待って待って！ちょっと僕に着いてきてくれない？」




『無理です。知らない人に着いてっちゃだめって言われてるので』






会って一言目がもう怪しい怪しすぎる

今日はよく変な人に会うな………

大丈夫かな東京…








「え〜」




それでも駄々をこねる目の前の長身黒ずくめ




「あ！じゃあさ、」









彼は、









これなら良い？









そう言って目隠しを外した









『………は、』









そこには









目も眩むような美人がいた

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