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〜 松倉side 〜
俺がバレーボールを始めたのは小学四年生の冬。
小学校の体育館で練習しているのを見て俺もやりたいただ単純な理由で始めた。
ネットの向こう側のコートで楽しそうにボールを追う1人の女の子が居た。
俺はその子に一目惚れしてしまった。
その子の名前はAA。
小学五年生の時に初めて同じクラスになって仲良くなった。
あのクラス替えの表を見た時は神様にたくさんの感謝を送った。
でも幼かった俺はAに気持ちを伝える事もせずに小学校を卒業した。
Aはバレーボールの強い中学に進学したからもう一切接点が無くなってしまった。
中学二年生の時たまたま地元で大きな大会が開かれることを知って友達を誘って見に行った試合に県代表のAの姿があった。
少し大人っぽくなったAはあの時の変わらず楽しそうにボールを追ってトスを上げていた。
でも声をかける勇気も出ずその日は会場を後にした。
時は流れて俺も高校生になった。
猛勉強しバレーボールの強いこの高校に無事合格することが出来た。
待ちに待った部活初日。
元気よく挨拶をし体育館に入るとそこにはずっと会いたかった彼女がAの姿が目に映った。
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ふくろう(プロフ) - 秋桜さん» いえいえ、すいません。いつも楽しく読ませて頂いてます、頑張ってください! (2021年1月31日 23時) (レス) id: a22c3cda80 (このIDを非表示/違反報告)
秋桜(プロフ) - ふくろうさん» 教えて下さりありがとうございます!!只今全て公開しました! (2021年1月31日 23時) (レス) id: a73fb5d769 (このIDを非表示/違反報告)
ふくろう(プロフ) - すいません!!間違えて公開しちゃってませんか…!? (2021年1月31日 22時) (レス) id: a22c3cda80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秋桜 | 作成日時:2021年1月26日 0時