俺がパパになるなんて､､､【橙】

✐１５ ページ17

ジェルside






・




ジ「俺っ、Aちゃんの里親になりたいです！」



璃｢えっ？｣



あまりにも予想外の言葉だったのか、首を傾げてキョトンとしていた。



・



少し間が空いて、その言葉が意味する事を完全に理解したらしい。


璃「ええええ！！ほんとにいいんですか？？」


ジ「沢山沢山考えて、出した答えです。軽くなんて考えてません。Aちゃんを守りたいんです。」


俺は真剣な目で璃花さんを見た


璃「分かりました。今日はもう遅いので明日また来てもらうことは可能ですか？」


ジ「大丈夫です！」




そして俺は児童養護施設を後にした。




・




この決断は俺にとって新たな1歩だったと思う。



それは決して簡単なものでは無い。




だからこそ


何がなんでもAちゃんを






・





幸せにしたい＿＿






その決意を胸に抱きながら



昼とはまた景色を変えたスズムシの声が響く



薄暗い並木道を







・








1歩 1歩、歩いていった。

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