【ハイキュー】『好きじゃないので、付き合わないで下さい』【国見英】

ラブレベル４ ページ5

、




「川上？」

『さぁて……準備ｼﾅｷｬﾅ-』

「川上？」

『ｼﾞｬｱﾏﾀｱﾄﾃﾞﾈ』

「逃がさないからね？」


やべぇ、と危機を感じて逃げようとするも腕を捕まれる。


やだ、逃がさないからね？とか、やだ、イケメン！(ﾄｩｸﾝ)

イケメンがここに！

こわくなければ。ね？


『ｷｬｰ,ｵｿﾜﾚﾙｰ,ｷｬｰ』


ひきつった笑顔で覚悟を決め、振り向くと

ふっ、と優しい笑みを浮かべてる国見。


おうふ、その笑顔、罪なんです。
ギャップ？これが、ギャップね！



「川上、いいよ。



、



付き合おう。」


『え？！』


いきなりの、態度の変化に驚きが隠せない。



『いきなりどうして……？！

っ、何か裏があるの……っ？』



オーバーリアクションを見せるとニヤァっと口角をあげる

やっぱり何かある！
こえーよ、まじで。おっかさん！




『なにが、あると言うの……？』




わざとらしい演技を混ぜて、足を一歩引く

さぁ、お前はこのノリに乗ってこれるかな？！




すると、国見は、ゆっくりと椅子から立ち上がる。



一歩、足を前に出す。


「ふ、俺の野望を叶えるだけさ」



こいつ、乗ってきやがった



『それが、貴方の中の正解なの？！

それが、愛する人への仕打ちなの？！

っ、それが、貴方を愛したっ……私の、私の運命(さだめ)なのっ？！』




ならば、こっちも全力だ。



「愛した人？

はっ、勘違いするな。
俺はお前を利用したまでだ。
愛しあってるのはお前だけだ。哀れだな。」



『……利用されててもいい、私は、貴方についていく！！

だから聞かせて、何でこんなことをするの……』


膝から崩れ落ち泣きそうな演技をする




「教えてやろうか？


及川のいいようには、したくないんだよ。
あいつの為になることはやらねぇ。」



『貴方、潰しにかかるのね、及川を……』



「あぁ、ついてくるか？それでも」



『貴方の、そばに、いられるのなら。』



「バカな女だ。気に入った。」


なんなんこれ。

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