【文豪ストレイドッグス】迷い子の夜に、救いの星を。4

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花言葉は貧民街に居た頃、姉さんから沢山教わった為、知識はある。
懐かしい記憶を漁っていると、漸く思い当たるものがあった。

「キンセンカは寂しさに耐える、別離の悲しみ。ドクニンジンは･･････あなたは私を死なせる、死を惜しまない」

どれも悲しい意味を持つ花言葉だ。
だが、いつも笑みを浮かべるあの男には似合わないように思えた。

否、あれは全て演技で、本当の男の姿は別にあるのだろうが。
それ以前に、何故わざわざヒントを置いていったのだろう。

ますます謎が深まり、迷宮を彷徨っているかのような不安な心地に晒される。
それでも、何故か知らなければならない気がして、焦りがひたすらに心を急かしていた。


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風と衣です。

続編へ移行するのでよろしくお願いします。

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