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「やっぱ俺も行きますよ」
「無理しないの。病み上がりなんだから」
中に入っていった三人のことが気になったようで、伏黒は立ち上がろうとする。しかし、五条はそれを止めた。
「水巫のオロチはここにいるからまだ良いとして、虎杖は要監視でしょ」
「まぁね。でも今回試されてるのは野薔薇の方だよ」
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「あ〜〜ダルっ。なんで東京来てまで呪いの相手なんか…」
苛々を全面に出す釘崎。虎杖と水巫は訳が分からず、目を付けられて面倒な事にならないように彼女の少し後ろを歩いていた。
「時短時短。二手に分かれましょ。私は上からワンフロアずつ調べるからアンタらは下から。
さっさと終わらせてザギンでシースーよ」
「ちょっと待てよ。もうちょい真面目にいこーぜ。呪いって危ねーんだよ」
「(野薔薇は悠仁よりも知ってるのでは…)
水巫があ、と思った時、時すでに遅し。
先に階段を上っていた釘崎が失言をした虎杖を蹴り落とす。水巫は降ってくる虎杖を華麗に避けたので彼はそのまま落ちていった。
「最近までパンピーだった奴に言われたくないわよ!!さっさと行け!!」
「今日ずっとオマエの情緒が分かんねーんだけど!!」
「だからモテないのよ」
「なんで俺がモテねーの知ってんの!?
テメーは言うほどモテんのかよ」
「まぁまぁ…」
水巫は笑いながら床に転がっていた虎杖に手を差し伸べる。女子である釘崎を一人にしていいものかと考えたが、経験者である以上初心者の二人のどちらかがついていったところでお荷物になるのがオチだろう。
そうして虎杖が立ち上がると、上から何かの影が二人の頭上に現れた。
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佐藤れい(プロフ) - 林檎さん» 感想ありがとうございます…! とても嬉しいです、まだ明かされていないことも多くてむず痒い点もあると思いますが、それも込みで今後も楽しんでいただけると嬉しいです! これからもよろしくお願いします! (2020年11月28日 10時) (レス) id: 4f8cc240de (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - こんな夢主ちゃん待ってました。すごく面白いです。シリアスが儚い雰囲気の夢主ちゃんにぴったりで素敵です。更新頑張って下さい、応援してます。 (2020年11月28日 0時) (レス) id: 67c87e380d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐藤れい | 作成日時:2020年11月22日 18時