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恥ずかしさと嬉しさで ページ31

_____ハーツラビュル寮 談話室


遂に来た3時、おやつの時間!


お菓子食べるのが楽しみということもあるけど、それ以上にトレイ先輩から褒められたクッキーを先輩たちに食べて欲しかった。






わくわくした顔を何とか隠しながら談話室の椅子に座っていると、



「Aちゃん、ちょー嬉しそうな顔してんじゃん!珍しいから一緒に撮ろ!はい、チーズ♪」


パシャ、という音と同時に撮られた。


バレているとは思わず、しかも写真まで撮られるのは想定外で驚いてしまった。

撮られるという行為に慣れてないからいつも変な顔になってしまう。

今回は変な顔になってないかな…



「うんうん、めっちゃ上手に撮れた♪今までで1番可愛く撮れたかも!#監督生#珍しい顔#可愛い、っと。」

『ケ、ケイト先輩!僕、絶対変な顔だったんですけど…』

「そんなことないって!ほら、めっちゃ可愛いでしょ?」

『ぇ、ぅーん…?』



確かにケイト先輩の撮り方って上手だけど、僕が可愛いかって言われると…




「大丈夫だってA。本当に可愛く撮れてるから!」

「うん、いつもより自然な顔で撮れている気がするよ。」

「俺も良いと思うぞ。しかもそれが俺のクッキーからつくられた顔だから尚更だ。」

「あ、トレイくん!その言い方はズルいでしょ!」

「でも本当の事だろ?」

「確かにそうだけどさー。」







自分の写真で色んなことを言われるのが少しずつ恥ずかしくなってきた頃、グリムが話題を変えてくれた。

…助け舟というより無意識でだけど。



「おい、俺様早くクッキーが食べたいんだゾ!」

『ぇ、ぁ、ぼ、僕も!食べたいです…』

「Aちゃん本当に楽しみにしてたんだね!オレも気になってきちゃったよ。」

「まぁ、待て。今持ってくるからな。」




そう言ってトレイ先輩は調理室がある方へ行った。










しばらくするとクッキーが入ってあるお皿を持ってきてくれた。



「この分は全部食べて良いぞ。寮生たちの分は別で取ってあるからな。」

「この量を全部?!いっただきまーす!」


真っ先に食べ始めたのはグリムで、続いて皆も食べ始める。





マロンタルト以来の2回目のお菓子作りは1回目より良い思い出になった。

お礼には→←待ちどうしい



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???絵が上手になりたい???(プロフ) - 色々と好きです。口調とかもちゃんと合ってるし、内容も面白いのでもっと伸びるべきだと思います。憧れです。これからも応援させて頂きます。頑張ってください! (2023年2月23日 22時) (レス) @page7 id: 9ad4f58c08 (このIDを非表示/違反報告)
何でも神という人 - 神、クルーウェル先生の口調あってると思いますよ?違和感感じませんでした、とってもいい内容ですごいと思っています!これからも頑張ってください (2023年2月20日 12時) (レス) @page45 id: 7833b75180 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翠彗(すいすい) | 作成日時:2023年1月8日 17時

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