1人の世界で ページ13
※ODはふわふわして睡魔が襲ってくるタイプの症状を基に書きます
＿＿＿＿＿オンボロ寮の夜にて
はぁ、最近は悪いことが多い気がする…
そんなこと言ったら良いことが起きている日なんか1日もないけど。
夜のこと、何故かいつもより寝れなくてふと最近のことを思い出す。隣ではグリムが安心しているように眠る。
…僕みたいなゴミに安心するやつなんかいないだろうけど。
僕がいるだけで、周りを不幸にしているのは気のせいじゃない。
だってエースたちもシャンデリアを割ることなんてなかったはずだし、リドル先輩だって僕がいなければ朝が楽だったのに。
昔から不幸体質や空気が読めないなど、人として嫌われることばかりを持っているように感じる。
僕が生きている意味なんてあるのだろうか…
こういうのは考えれば考えるほど悪い方向へいく。
それでも止められない。
そういう時は嫌に心臓がバクバクする。
緊張?怖さ?
どれも違う、このなんとも言えない感じが冷静な思考を無くしていく。
あぁ、嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ！
もう、全部嫌だ！！
そう思ってそろっとベッドから抜けて、談話室に行く。
談話室の棚をゴソゴソと漁って薬を探す。
あった！！
ジップロックに沢山入っているその薬は部活で作った強めの薬。
どんな薬の効果かは知らない。
取り敢えず、薬を大量に。そう思い薬を一掴みで取る。
キッチンにあったコップにペットボトル水を注ぐ。
そのまま薬を鷲掴みにしてできるだけ多くの薬を口に含んだ。
どれくらい時間が経ったんだろう。
絶対数分しか経ってないけど、数時間はたってる感覚。
時間感覚バグってんなぁー…
頭がふわふわして、何も考えさせてくれない感覚。
あー、落ち着く。
この明日や今日、昨日なんていう時間感覚も消えて自分の世界に1人でいる幸せ。
そのままぼーっとしながらコップの水を零したり、体を重力に任せて床に倒れたりする。
『あー、ぅ…うー、ん…あ、これぇ、水こぼれたぁ?…んふふ、おもしろぉい…』
パリン！！
『あ、待ってぇ、コップが落ちちゃ、った…あは、バラバラに、なってるぅ…』
呂律が回ってない口で思ったことを話す。
その言葉は静かな空間に消えたかと思いきや、
「ふなっ！？おいAー、何の音だったんだぞ…?」
コップの割れた音でグリムが起きたようだ。
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???絵が上手になりたい???(プロフ) - 色々と好きです。口調とかもちゃんと合ってるし、内容も面白いのでもっと伸びるべきだと思います。憧れです。これからも応援させて頂きます。頑張ってください！ (2023年2月23日 22時) (
レス) @page7 id: 9ad4f58c08 (このIDを非表示/違反報告)
何でも神という人 - 神、クルーウェル先生の口調あってると思いますよ？違和感感じませんでした、とってもいい内容ですごいと思っています！これからも頑張ってください (2023年2月20日 12時) (レス) @page45 id: 7833b75180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠彗(すいすい) | 作成日時：2023年1月8日 17時
