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番外編・第三話 ページ27

ずっとずっと、待っていた人。


この世でたった一人の、愛しい人。




もう会えないと思ってた。


ずっと、会いたかった。



私、貴方に話したいこと、いっぱいあるの。




様々な言葉が浮かんでは消えて行く中で、


私は彼に掛けなければならない言葉を思い出した。




『また会いに来るから、』

『必ず帰って来るから。』



『その時に返事、聞かせてよ。』




あの日の、続きを。






「………っ、好きです。」



貴方が好きだと言ってくれた、笑顔で。




「僕も好きだよ、A。」




大好きだった、貴方の笑顔で。




愛の言葉を。





百年前の約束が今、よみがえる。







あの日閉ざされた物語の続きを、もう一度。




君と二人で。

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作者名:夢見草 | 作成日時:2021年1月2日 15時

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