検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:344,265 hit

*30話 ページ30

彼方さんの事が好きだと分かってしまえば早いもので、
不思議なことに彼の言葉や行動全てにキュンとしてしまう。

「A、、?」


こうして名前を呼んでもらえるだけで顔が火照る。
や、さっきまで平気だったのに凄いな。自覚って。


そして全国のそらなーさんに刺されそうで怖い。
結ばれたいなんて思ってないけど。
両思いになりたいとか思ってない。決して思ってないから。


「しーぃーたーけーーー!!!」

『ひゃいっ!?』

「驚きすぎでしょ」



くくく、と笑う彼方さんにだって〜、と口を尖らせる。

急に大声出されたら驚くよ、誰でも。




「で、どうする?」

『えっと…』


やばい。全然聞いてなかった。

彼方さんはそんな私を見てニヤッと笑った。



…聞いてなかったこと分かって言ってるな。



『…もう一回言ってください』

「ごめんなさい、は?」

『…ごめんなさい』

「そんなんじゃ、そらるさん許せないなあ。」

『は、』




一体何を言ってるんだこの人は。



じゃあどうしたら良いんですか、と訊いたら彼は口角を更に上げた。



「ごめんニャン」

『…は?』

「って言って。」

『…は?』

「そしたら許す。」

『ごめんニャン』

「棒読みは許しません!可愛くやりなさい!」

『お母さんかよ。』



おいおい、今ので良いだろ(泣)


『可愛く…か』

「そそ。」


あー、もう、恥を捨てよう。




『…ご、ごめんにゃさい、にゃん』


あ、普通に間違えた(白目)


だめだ、これは可愛くねえわと思い彼方さんの方を見る。


「〜っ!!」




やっぱりだめだ、口に手を当てて顔を真っ赤にさせてる。

これって笑いを抑えてるんだよね、多分。




「さ、さっき言ってたのはね……」




あ、行けてたらしい。

なぜだ…?

*31話→←*29話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (262 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
881人がお気に入り
設定タグ:歌い手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

千風凛(プロフ) - 茉莉さん» 優しくないっすw (2019年7月15日 18時) (レス) id: 1e7a2b862f (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 千風凛さん» ありがとうございます(T^T)優しいです、、、 (2019年7月15日 16時) (レス) id: 297d89d9f6 (このIDを非表示/違反報告)
千風凛(プロフ) - 茉莉さん» www無理したらだめですよ (2019年7月1日 7時) (レス) id: 1e7a2b862f (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - ふらわぁさん» リプ遅れてごめんなさい!コメントありがとうございます!頑張ります! (2019年7月1日 7時) (レス) id: 570bf2a7a1 (このIDを非表示/違反報告)
茉莉(プロフ) - 千風凛さん» めっちゃリプ遅れてごめんなさい!ごめんなさい、思ったより忙しくて、、、合作出来ないです。 (2019年7月1日 7時) (レス) id: 570bf2a7a1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:茉莉 | 作成日時:2019年3月14日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。