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・続続々・ ページ16

___…

お父さんは私の頭を撫でてくれる。中也も背中をトントンとしてくれる。だいぶ落ち着いてきた。確かに…今回は尋常ではないくらい焦っていた。直ぐに殺さないと、彼奴に殺られる。彼奴に会ってから更にそれが加速した。その結果がこれって…あはは、私もまだまだじゃん


殺「目から焦りが消えましたね。さて、普通なら殺しに来た殺し屋には手入れを施しますが…Aさんにそれは必要なさそうですね。先生が言おうとしていた事、太宰先生と中也さん、鴎外そんが仰ったので」

「センセイ…すみません」

殺「謝る事はありません。しかし、少し見ないうちに腕を上げていて、あのままだと殺されるところでした」

森「彼女は…努力を怠りませんから」

殺「えぇ、それは知ってます」

森「さて、Aちゃん。帰って休もう。あの異能を使って、疲労と溜まっているだろう?」

「少し…」


中也が、私を背負いお父さんがセンセイに挨拶をする。空を見上げれば、いつの間にか月が光っている。あの、忌々しい記憶の欠片が今は昔の誇りに見え始めた。3月までにまた殺す。それまで作戦の練り直しだ。自分でもわかる。今の殺意とさっきまでの殺意…どっちがいいかということが。


「センセイ」

殺「はい」

「3月までにまた殺すから。今度は純粋な殺意で。胸を張れるようにね」

殺「素晴らしい、満点回答です」


顔に花丸を浮かべるセンセイ。
良かった、この人の弟子になって。本当に殺しても、この人を超えることは出来ないだろう。

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作者名:Maya☆ | 作成日時:2019年8月26日 21時

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