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＿＿＿…
蘭｢Aっ!｣
｢蘭…？！｣
腕を掴むと､驚いたような顔をするA｡
もうコイツを離したくない｡
(な､なんだい､君は！？彼女の手を離したまえ！)
蘭｢うるせぇよ､俺はコイツの“彼氏”だ｣
｢っ…！？｣
蘭｢行くぞ｣
Aの腕を引き､その場から離れようと歩き出す｡その時背後から何か物音が聞こえて振り返ると男が殴りかかってきそうだった｡
はあ〜めんどくせえ｡
Aを後ろにやってやり返そうとすると､それより先にAが動いた｡
そんで､男を思いっきり蹴った｡しかも､ちゃんと急所狙って｡
(い゛っ……！？)
痛みで蹲る男を冷えた目で見るA｡今まで見たことない表情に俺も息を飲む｡
(…え､あ…Aちゃん…？)
｢そんな汚い手で彼に触らないでください｡不快です｡
先に手を出してきたのは貴方ですから今のは正当防衛ですよね？｣
男の手をヒールで踏みながらAは圧をかける｡
｢先程までの私に対するセクハラ発言は全て録音してありますし､手を出そうとしていたのだって通行人のみなさんと彼が証人です｡恐らく何人かは動画も撮ってらっしゃるでしょうね｡それにこの通り店も多く監視カメラもあるのでちゃんと写ってると思いますよ｡
警察に突き出されたくなかったら今回の縁談､大人しく破談とさせてください｣
(なっ…！)
｢ここで破談とならないのなら警察に突き出して結局無理矢理破談とし､なんなら慰謝料などを請求しますよ｡
(わ､わかった！条件を飲む！大人しく破談とさせて貰うよ…だから､警察だけには…)
｢…流石､貴方ならその選択をしてくださると思いましたよ｡だって…身分が死ぬほど大事ですもんね〜
では､御機嫌よう｡二度と私の前に現れんなよ､家柄と見た目しか見てねえクソ野郎｡
行こう､蘭｣
蘭｢…やっぱオマエのそういうとこ好きだわ｡つか､今ので更に増した｡
死なねえだけマシだと思えよ､オッサン｣
Aの腰を自身に引き寄せ､男に見せつけるようにその場を後にする｡
.
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Maya-舞彩-(プロフ) - ゆさん» ありがとうございます😭💕 (2022年1月5日 11時) (
レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
Maya-舞彩-(プロフ) - 結菜さん» ありがとうございます😭💕 (2022年1月5日 11時) (レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
Maya-舞彩-(プロフ) - ルズさん» ありがとうございます😭💕 (2022年1月5日 11時) (レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます！テンポがよくて読みやすく、とても引き込まれる作品で、楽しく読ませていただいておりました！今後のご予定もあるとか…是非こちらでまた拝読させていただけたらなと思います。これからも素敵な作品お待ちしてます(*^^*) (2022年1月4日 22時) (レス) @page50 id: 1f3bc36824 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - 占ツクで後日談書いて欲しいです。楽しく読ませていただきました←面白すぎてほぼ一気読みした人。ま、まぁ、これからも頑張ってくださいね♪ (2022年1月4日 19時) (レス) @page50 id: 0aa820f2fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maya-舞彩- | 作成日時：2021年12月11日 21時
