・38・ ページ40
＿＿＿…
あれからあっという間に日は過ぎて約束の土曜日｡
ちゃんと毎日迎えに来てくれましたよ､あの男は｡なんでそんなに優しくしてくるの…
連れてこられたのはとある横浜の遊園地だった｡
｢…意外｡昼間からホテル行くかと思ってた｣
蘭｢昼間は普通にデートな｡何､昼間から抱かれると思ったの？安心しろ〜夜にとことん可愛がってやるから♡｣
｢だって…せふれなんだからそう思うでしょ｡それに蘭に遊園地とかのイメージないんだけど｣
蘭｢昔はよく竜胆連れて来てたんだぞ〜｣
｢…なんだかんだ､蘭ってお兄ちゃんをちゃんとやってるよね｣
蘭｢ほら､どれ行きたい？｣
パンフレットを開いて全体の地図を見せてくれる｡
｢これかな…｣
蘭｢…初っ端からそれか〜いいけど､死ぬなよ？｣
｢は？｣
蘭｢ほら､早く行かねえと全部回りきれねぇぞ〜｣
さらっと手を握られる｡今までそんなことしてこなかったじゃん｡
｢なんで､手…｣
蘭｢言ったろ？デートだって｣
｢…意味わかんないよ｣
なんて言いながらも､蘭の手を握り返した｡
アトラクションの待ち時間も蘭と話していると長いとも感じなかった｡最初は何乗っても内臓飛び出そうで気持ち悪かったけど何個も乗るうちに慣れてきて楽しくなってきた｡
｢あー楽しい！｣
蘭｢良かったな〜｣
｢こんなに楽しめるなんて思ってなかった｡ありがとう､蘭｣
蘭｢ん…じゃあ最後はあれ乗るか｣
｢定番だね〜けど､乗りたい！｣
最後に選んだのはド定番だけど観覧車｡
｢おぉ､すご〜綺麗…｣
蘭｢…(そうしてると普通の奴に見えるんだよな〜)
なぁ､初めて会った時｢なんで猫被ってんのか｣って聞いたの覚えてるか？｣
｢覚えてるよ｣
蘭｢あの時､オマエは｢推薦でいい大学入っていいとこ就職して､いい男見つけて楽に生活するため｣的な事言ってたじゃん？｣
｢うん｣
蘭｢あれ､オマエの本心じゃねえだろ｣
ホントコイツは痛いところをついてくるな〜…
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 398人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Maya-舞彩-(プロフ) - ゆさん» ありがとうございます😭💕 (2022年1月5日 11時) (
レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
Maya-舞彩-(プロフ) - 結菜さん» ありがとうございます😭💕 (2022年1月5日 11時) (レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
Maya-舞彩-(プロフ) - ルズさん» ありがとうございます😭💕 (2022年1月5日 11時) (レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます！テンポがよくて読みやすく、とても引き込まれる作品で、楽しく読ませていただいておりました！今後のご予定もあるとか…是非こちらでまた拝読させていただけたらなと思います。これからも素敵な作品お待ちしてます(*^^*) (2022年1月4日 22時) (レス) @page50 id: 1f3bc36824 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - 占ツクで後日談書いて欲しいです。楽しく読ませていただきました←面白すぎてほぼ一気読みした人。ま、まぁ、これからも頑張ってくださいね♪ (2022年1月4日 19時) (レス) @page50 id: 0aa820f2fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Maya-舞彩- | 作成日時：2021年12月11日 21時
