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＿＿＿…
蘭｢にしても､A｡この時間まで学校残ってんの？｣
｢生徒会の集まりがあるから｣
蘭｢この時間は危ねぇよ｡こんなクズみたいな奴いんだから｣
蘭が足で地面に倒れている男を踏みつけながら言ってくる｡私も汚物を見るような目でソイツを見下す｡
蘭｢毎日こんな時間？｣
｢うん｡大体下校時刻ギリギリまであるから｣
蘭｢ん､なら明日から迎えいくから｣
｢いいよ､蘭も忙しいだろうし｣
蘭｢俺が行くって言ってんだからいいんだよ｡ほら､帰んぞ｣
蘭が私の手を引いて歩き出す｡つまらないやつの相手もしないで済むし､猫被り辞めれるし､蘭だし､色々ラッキーとか思ってると反対の手を後ろから掴まれた｡田中か…
(あ､あの…彼女の手を離してください！今､僕と帰ってたんで)
蘭｢はぁ〜？ビビって腰抜かしてコイツ守る素振りも見せなかったやつがよく言うわ｡なぁA？｣
(貴方のような危険な人に彼女は任せられない｡どうせ､純情な彼女を遊んでるだけでしょ｡彼女の手を離してください)
｢…田中君｣
(え､あ､
｢その手､離してくれるかな？｣
(え…)
｢じゃあね､田中君｡また明日｣
田中の手そっと離して､蘭の隣に立つ｡
(ちょ､ちょっと待ってよ､
｢…蘭の方が君より余っ程頼りがいあるし､話してて楽しいから？あと､私ね｡確かなこと知らないのに噂とかだけで決めつける人嫌いなんだ｣
田中にニコリと笑いかける｡もちろん､嫌味と軽蔑を込めて｡
蘭｢オマエ､ほんとそういうとこサイコーだわ｡じゃ､そういうことだから｣
蘭はサラッと車道側に立ち､するりと腰に手を回してくる｡この男はホントこういうとこなんだよ｡
綻びそうな口元を必死に隠して､今までと変わらないように振る舞う｡
ああ､ホント…
｢この時間が続けばいいのに…｣
蘭｢なんか言った？｣
｢いや？何も｣
あと1週間､私の世界を照らしてよ｡
.
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Maya-舞彩-(プロフ) - ゆさん» ありがとうございます😭💕 (2022年1月5日 11時) (
レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
Maya-舞彩-(プロフ) - 結菜さん» ありがとうございます😭💕 (2022年1月5日 11時) (レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
Maya-舞彩-(プロフ) - ルズさん» ありがとうございます😭💕 (2022年1月5日 11時) (レス) id: 1f828cefa4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます！テンポがよくて読みやすく、とても引き込まれる作品で、楽しく読ませていただいておりました！今後のご予定もあるとか…是非こちらでまた拝読させていただけたらなと思います。これからも素敵な作品お待ちしてます(*^^*) (2022年1月4日 22時) (レス) @page50 id: 1f3bc36824 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - 占ツクで後日談書いて欲しいです。楽しく読ませていただきました←面白すぎてほぼ一気読みした人。ま、まぁ、これからも頑張ってくださいね♪ (2022年1月4日 19時) (レス) @page50 id: 0aa820f2fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maya-舞彩- | 作成日時：2021年12月11日 21時
